防犯ブログ

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2008年11月13日 中国人窃盗団 空き巣300件1億5000万円の手口

空き巣を7月〜10月中旬までの間で300件行っていた中国人4人の窃盗団の手口をご紹介します。

●7月〜10月中旬までほぼ毎日数件窃盗「空き巣」。
●東京都、神奈川県の民家などを狙う。
●窓をバーナーで焼くなどして割る「焼き破り」の手口
●4人同居の自宅から現場までタクシーで往復。
 地理に詳しい運転手を仲間にする代わりにタクシーを利用していた。
●現金、貴金属、パソコンなど1億5000万円。
(11月5日産経新聞より抜粋)

3.5ヶ月で300件というのは非常に多いと思います。
地理に詳しいタクシー運転手を利用して空き巣を繰り返していたというところがこの窃盗団の特徴です。
大体は、地元やくざなどが運転手兼情報屋になることが多いのが、取り分を増やすため自分たちだけでということなのでしょうか。
来日外国人の侵入窃盗検挙は、平成20年上半期で4047件。
前年同時期が3607件ですから440件増えています。

「空き巣」の侵入手口はなんといっても「ガラス破り」「無施錠」の2つが多いです
どんな短時間でも必ず施錠する。お風呂場やトイレなどの窓も必ず施錠する、というのはもはや防犯では当たり前のことなのですが、なかなか実際はそうではありません。「施錠したら留守だとわかるからしない」と豪語するおばあちゃんに防犯講演の時にお会いしてちょっとびっくりしたこともあります。

施錠をきちんとしていたとしてもそれで安心など今の世の中できません。
「ガラス破り」・・ガラスを割ってそこから手をつっこんでクレセント錠を外して侵入したり、サムターンを回して侵入するという手口です。
今回の「焼き破り」は、防犯上詳細は記載しませんが、バーナーなどでガラスを熱して割るという手口で、ガラスの破壊音が小さいので犯行に気付かれにくいという特徴があります。

こうした「ガラス破り」に対する防犯 対策としては
●窓・扉開閉検知センサー(マグネットセンサー)を設置し、泥棒が窓ガラスをこじ開けた瞬間にベル・サイレンなど音と光で威嚇撃退する。自主機械警備システムNEXT
●窓を割ろうと窓に近づいた時点で赤外線センサーが検知し、音声やベル・サイレンなどで警告、威嚇撃退する。
といった方法がお勧めです。

そして究極の防犯 対策は、泥棒の心理に働きかけ、泥棒が「ここはやめよう」という気持ちにさせる「抑止(予防)」を重視した防犯 対策です。

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