防犯ブログ

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2009年07月24日 現金盗んだ後に放火 自称霊能力者の女とその信者逮捕

大阪市西成区で昨年5月、会社役員宅に放火したとして、東成署捜査本部は23日、現住建造物等放火と窃盗などの疑いで、大阪市東成区中道、自称霊能力者の無職の女(52)と自称信者で元介護士の女(53)=別の放火罪などで起訴=を逮捕しました。
自称霊能力者は容疑を否認し、自称信者は「自称霊能力者の指示で盗みに入り、火をつけた」と認めているという。

逮捕容疑は昨年5月25日午前11時25分から午後2時25分ごろ、大阪市西成区松の会社役員宅の出入口を壊して侵入しました。
現金約4万円などを盗み、ライターで布団に火をつけ、家屋を半焼させたとしています。
けが人はなかったようです。

捜査本部によると、2人は高校時代の同級生で、自称霊能力者は「不動明王を信仰する霊能力者だ」と周囲に話していました。
自称信者は、お布施としてこれまでに9千万円を自称霊能力者に渡したということです。

自称霊能力者は放火された会社役員の家が事件当日は法事のため留守にすることを知っていたということです。

自称信者は放火事件など4件で立件されており、自称霊能力者の指示があったと供述したため裏付けを進めていました。

<7月23日14時20分配信 産経新聞より>

「自称霊能力者」胡散臭さ100%の響きです。
個人的には霊の世界や霊能力というものを信じている訳ではありませんが、真面目に取り組んでいる人がいても、このような犯罪者がいるとそれだけで全体が悪く見られてしまいかねません。

侵入され現金が盗まれた後に家屋が放火されるという、被害者にとっては最も大きな被害を被ってしまった事件です。
現金が盗まれただけなら、保険などで補償され、結果的に損はしなかったという場合もあるでしょうが、建物の被害となると別です。

建物に対しても火災保険を掛けておけば補償されますが、それ以外の家財や現金、備品等の被害もあります。
仮にそれらすべてに充分な保険を掛けていれば良いのですが、保険の掛け忘れや勘違いなどで、被害に対して充分な補償を受けられない場合もあるのではないでしょうか。

また、お金の補償だけでは済まない問題もあります。
買い替え、建て替え、その時間、手間、費用など、それらの損失はお金には換算できないものでしょう。

保険を掛けているから大丈夫、我が家には盗られて困るような物は何もない、など被害に遭う前には楽観的に考えることはできます。
しかし、被害に遭うとその考えは一転するでしょう。
まさか自分が被害に遭うなんて、こんなはずじゃなかった、あの時防犯対策しておけば・・・などと後悔することになるかもしれません。
そうならない為の事前の防犯対策です。
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