防犯ブログ

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2010年09月24日 ワゴン車の中の現金800万円入り耐火金庫盗まれる

20日午後7時45分頃、茨城県鉾田市大竹の海岸沿いの駐車場に停車してあったワゴン車から「現金約800万円入りの金庫が盗まれた」と、車の所有者の小美玉市の自営業男性(26)が鉾田署に届け出ました。
同署で窃盗事件とみて調べています。

発表によると、男性は19日に大竹海岸で行われた音楽イベント実行委員の代表で、20日は資材片付けのため同日午後3時頃、鍵をかけて車を離れ作業していました。
約4時間後に戻ると、後部の窓ガラスが割られ、荷台にあった耐火性金庫(重さ約20キロ)がなくなっていたということです。
現金はイベントの売上金などでした。
<読売新聞9月23日(木)13時58分配信より>

鍵をかけた車に保管+耐火金庫ということで2重の防犯対策をしていたという安心感があったのかもしれません。
しかし、車の窓ガラスが割られ、金庫ごと持ち去るという手口で被害にあってしまいました。
また、車ごと盗まれるという手口も考えられますので、この2つの防犯対策は万全とは言えません。

施錠と金庫への保管というと、それだけで防犯対策として万全だと考えている人もいるかもしれませんが、特に一般住宅での侵入盗難事件が発生する中で、最も多い侵入原因が無施錠と金庫保管への過信ではないでしょうか。
施錠と金庫への保管は、泥棒の侵入対策の中で、時間をかけさせて泥棒を焦らせる、嫌がらせるという効果はありますが、時間をかけてゆっくり犯行を行うことができる環境の場合、あまり効果がありません。
泥棒が時間をかけてゆっくり犯行ができないようにする対策が有効です。

例えば、防犯カメラで犯人の映像を録画する、センサーに反応したら警報ベルなどの威嚇機器を鳴らす、所有者に通報メッセージを送るなど、犯人に見られている、騒ぎになり周囲に気付かれるなど即反応させてプレッシャーをかけなければなりません。
重さ100キロを超える金庫が持ち出させるという事件も発生していますが、時間さえかければどんな物でも盗み出される可能性があるということです。

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