防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2009年09月02日 仏像盗難で、別住職逮捕。

住職が別の寺から仏像を盗み販売していた・・・
ちょっと耳を疑るようなニュースが入ってきました。


●仏像盗容疑で元住職逮捕=古美術商に売却−奈良県警
奈良県内の寺から仏像4体を盗んだとして奈良県警捜査1課などは2日、窃盗などの疑いで奈良市北袋町、元住職(62)を逮捕した。
 逮捕容疑は、6月28日から7月1日までの間、奈良県山添村吉田の「自作寺」から千手観音像など計4体を盗むなどした疑い。
 仏像はいずれも約100年前に制作されたもので、文化財には指定されていない。いずれも京都市の古美術商に売却していたという。
 容疑者は別の仏像をインターネットのオークションに出品していた。県内では今年に入り、9件の仏像盗難事件が発生しており、県警は慎重に調査している。 
(9月2日 時事通信より引用)

男は奈良文化財研究所で発掘のアルバイトなどをしていたことなどがあり、考古学や古美術の知識があったということです。
県内では今年、ほかに仏像8体と神社のこま犬3体が盗まれています。
いずれも文化財の指定は受けていないものでした。文化財の指定を受けていないものの方が記録などもない場合があり、足がつきにくいと泥棒には好まれるのです。

仏像や古美術は近年、海外はもとより、若者や女性らにも人気が高く、オークションなどでは100万円以上の値がつくものもあるといいます。
先日もイタリアのフィレンツェの骨董店で、仏像などが並んでいました。閉まっていたのでじっくりは見れませんでしたが、海外ではこうしたものは高く売買されるようです。

この元住職の男は6月29日から7月1日までの間に、同村の無人の寺「自作寺」から、千手観音像や不動明王像など4体を盗んだ疑いが持たれており、盗んだ仏像は京都市内の古美術商に1体十数万円で売り渡していたようです。
無人寺は多く、こうしたお寺の場合仏像が盗まれてもなかなか気がつかないということが多いのです。

常に人による管理ができない無人寺。
放火や侵入、仏像盗難など異常発生時に、すぐにご住職の携帯電話に画像で通報。
現場の状況が目で確認できます。又、現場の音を聞いたり、こちらから「コラー」と声で威嚇することもできます。
何が起こっているのか確認ができるシステムが無人寺こそ最適です。

寺の見える自主機械警備システム

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