防犯ブログ

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2009年03月11日 焼き破りで空き巣100件。中国人窃盗団

平成20年10月〜21年2月、埼玉、茨城など4県で約100件の空き巣を繰り返していた中国人2人を含む男3人が埼玉県で逮捕されました。

埼玉県警捜査3課の調べでは、2月18日、前橋市山王町の中古車輸出業経営の男性(56)宅から現金約4万円とネックレスなど25点(65万円相当)を盗むなどした疑いが持たれています。
平成20年10月〜21年2月、埼玉、茨城など4県で約100件の空き巣を繰り返し、被害は約4700万円に上るとみられ、同課は裏付けを進めています。

カーナビで住宅街を探し、窓ガラスをライターとドライバーを使って割る手口で犯行を重ねていたということです。
(3月10日 産経新聞より抜粋)

カーナビで住宅街を探し出し、車で住宅街を走りながら「下見」をする。
下見の時点で、道路から人目に付かず侵入できそうな「見通しの悪い家」を見つけ出す。
色々な角度から侵入経路、逃げ口を想定、どの窓から侵入すれば人目につかずに侵入できるかを考え、侵入ターゲットとする家と侵入口を決定する。
その家の家族構成、生活パターンより不在になる時間帯を調べる。
インターホンを鳴らしたり、外の洗濯物の有無、郵便物の有無、室内照明などから「不在確認」を行い、不在であることを確認して犯行を決行する。
敷地内に入り、窓ガラスに近づき、窓ガラスをライターで焼いたあと水をかけドライバーで割り、クレセント錠を開けて侵入する。

こんな方法で窃盗団はターゲットを絞り侵入するのです。
窃盗団は複数で犯行を行います。見張り役・運転手、実行犯に分かれ、武器を持っていることも多いです。

こうした窃盗団や泥棒に対しては、建物の中に入られてしまったら駄目なんです。
建物内に入られてしまったら、ガラスを割られるなどの実害があるだけでなく、もし万が一犯行途中に家族が帰ってきてばったり出くわしたりしたら「いなおり強盗」に早代わりして、家族の命まで危険にさらせれることになってしまいます。
また、実際に泥棒が室内に入ると、いろいろなものを物色のため触るわけです。
泥棒によっては何も金目のものがなかった場合には腹いせに備品にいたずらしたりする泥棒もいます。
酷い場合には放火されることもあります。またある泥棒はその家のポットにおしっこしたそうです。

ぞっとするような話ですが、実際に泥棒に入られて、怖くて眠れなくなった、安心できないので引越しをした、といった話も聞きます。やはり建物の中に入られては駄目だということをその度に確信します。

下見をする泥棒に対して「警備中」の大きな文字と電飾灯でセキュリティ・防犯システムが完備していることをアピールし「ここはやめておこう」という気持ちにさせる「抑止(予防)」のためのセキュリティキーパー
建物に近づいた時点でベル・サイレンなど音と光で威嚇撃退する「外周警備
そうした防犯システムで、侵入者を建物内に入らせる前に退散させることこそ防犯の基本です。
そんな防犯の最も進んだ形がセキュリティハウスの「自主機械警備システム」なのです。

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