防犯ブログ

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2011年05月25日 福島 退避区域を狙った空き巣犯

福島第1原発から20~30キロ圏で、屋内退避区域に指定されていた福島県広野町の民家に侵入し、現金127万円を盗んだとして、埼玉県警川越署は20日、窃盗容疑で同県川越市的場、大学3年生の男(20)と同市の無職少年(19)を逮捕しました。
同署によると、2人は「みんな避難して誰もいないから、盗みやすいと思った」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は4月17日~22日、広野町上北迫の民家に侵入し、現金127万円と金庫などを盗んだ疑い。

同署は4月27日、川越市内の小畔川で福島県内の農協の書類が入った耐火金庫を発見。
30日に特殊開錠用具所持禁止法違反で逮捕された少年を追及したところ、男と一緒に空き巣に入ったと認めたという。
男らは4月中旬から下旬にかけ、空き巣目的で福島県を数回訪れたと供述しているという。 
<時事通信5月20日(金)16時37分配信より>

住民が退避し、無人の中での犯行です。
誰もいない訳ですから、人の目を気にすることもなく、時間的な制限もないので自由に犯行ができると考えたのでしょうか。
突然の避難・退避命令ですから、家の防犯対策でできることと言えば、施錠することぐらいでしょう。
施錠するだけでは防犯対策が充分とは言えません。
窓を割り開ければ簡単に侵入できてしまいます。

家を長期で開ける際は特に注意が必要です。
泥棒に無人であることが知られてしまうと、侵入にさえ成功すれば、後はゆっくり犯行を行う時間を与えることになってしまいます。
できる限り下記の内容を徹底しましょう。

・新聞・郵便物を止める。(貯まった状態にしない)
・洗濯物は全て取り込んでおく。干す場合は外から見えない場所にする。
・窓・扉の戸締まり確認。鍵はツーロックになっているか確認する。特にトイレ、風呂場、踊場、2階などの窓の閉め忘れに注意。
・カーテンを閉めるなどで室内が外から見えないようにする。
・草抜きや植木の剪定などは定期的にし、道路からの見通しを良くする。
・留守番電話にメッセージは入れない(不在と分かるメッセージ)。
・屋外・室内の照明を自動点灯できるようにタイマーセットする(人がいるように見せる)。
・各機器の電源スイッチの「切」忘れ、コンセントの抜き忘れがないか確認する。
・吸い殻の処理。
・ガレージにシャッターがある場合には閉めておく。
・ガスの元栓を締める。
・ゴミ箱・ゴミ袋、雑誌・段ボール箱などは建物内に入れておく(放火されないようにする)
・現金、クレジットカード、キャッシュカードなどを残しておかない。残しておく場合にはまとめない。
・個人情報を記載した書類などの保管を徹底する。
・金庫の鍵や貴重品の保管状況の確認を行う。(金庫の暗証番号などを貼っていないか)

家と離れた場所からでも家の映像をiPadやアイフォンで見ることができるi-NEXTシステム、携帯電話で防犯カメラの映像を確認することができる見える自主機械警備システム
鍵の閉め忘れの確認、防犯システムのセット忘れの確認なども行うことができる機能もあります。

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