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2012年09月19日 ペットショップに侵入男 犬2匹盗み3匹は殺傷

福岡・西署は18日、福岡市西区のペットショップに侵入して犬2匹を盗んだとして同市南区大楠3、私立大学生の男(26)を窃盗と建造物侵入容疑で逮捕しました。

西署によると、店の玄関近くに血が付着した鉄アレイ1個が落ちており、店内では両前脚の骨を折られた犬2匹と死んだ犬が1匹見つかったといい、西署は店に侵入した男が鉄アレイなどで犬を殴ったとみて調べています。

逮捕容疑は8月4日午前3時45分ごろ、玄関のガラス部分を割って店に侵入し、犬2匹(販売価格計24万9600円)を盗んだとしています。

盗まれたのは2匹で「パピヨン」「コッカースパニエル」という犬種。
西署によると、パピヨンは男の自宅で見つかりましたが、コッカースパニエルは行方が分かっていないようです。
男は「1匹を盗んだのは間違いないが、なぜ盗んだか覚えていない」と供述しているという。

捜査関係者によると、鳴き声を上げる犬と鉄アレイを持って乗用車に乗り込む男を近くの男性が目撃していました。
車のナンバーから男を割り出しました。
<毎日新聞 9月19日(水)0時31分配信より>

犬2匹を盗むのは分かりますが、別の3匹を鉄アレイで殴り、1匹は殺しています。
吠えられて騒ぎになるのを防ごうとしたのでしょうか。
おそらく転売目的での侵入窃盗だと思いますが、犬を鉄アレイで殴るというのは想像しただけで恐ろしい手口です。

ペットショップの商品である動物が死んだのであれば、自分(ペットショップ)だけの被害だけで済みます。
しかし、仮に動物病院での被害だとすると、お客様から預かったペットが侵入者に殺されてしまうという大変な事態になってしまいます。
もちろんペットを殺した侵入者が悪いのは言うまでもありませんが、ペットを預けたお客様からすれば、誰に対して怒りをぶつけるかと言うと、ペットを預けた動物病院に対してでしょう。

預かった責任、管理する責任が求められるのは仕方がありません。
そこで責任逃れはできませんし、信用にも影響します。
そのような事態にならないように、出来る限りの防犯対策を行う必要があります。
防犯センサーで侵入者を検知する、防犯カメラで映像を記録する、扉や部屋の入退室履歴をとり、不審者の侵入を許さないなどの対策を講じるべきでしょう。
これだけの対策をしていましたが、それでも泥棒の侵入を許してしまい、被害に遭ってしまいました、となれば、お客様としてもまだ納得できるかもしれません。

ペットを預けたお客様側から見ても、何の対策もしていない、そんな対策ではダメだろうと思われるような対策、体制では到底納得されないでしょう。

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