防犯ブログ

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2006年08月07日 埼玉で自販機放火相次ぐ・部品溶かして硬貨狙う?

6日午前3時ごろ、埼玉県騎西町正能の商店前で、たばこ自動販売機の釣り銭取り出し口付近が燃えているのを巡回中の消防署員が見つけ、火を消し止めました。
4時15分ごろにも、現場から約3キロ南の同町芋茎の商店前で、たばこ自販機が燃えています。

 加須署の調べによると、騎西町や隣接する加須市では7月末からたばこや清涼飲料水の自販機への放火が相次いでおり、計9件となったとのことです。

いずれも釣り銭取り出し口付近が燃えており、同署は何者かが自販機内部のプラスチック部品を溶かす手口で硬貨を盗もうとしたとみて捜査している。(共同通信記事 8月6日より)

自動販売機が山に行っても、海に行ってもあって、24時間飲料水やたばこ、はてはハンバーガーまで購入できるのは日本だけかもしれません。
多くの外国では、たばこや飲料水を販売している自動販売機はなく、お店で購入します。ヨーロッパなどではお店の多くがシエステ(お昼の休業)をする地域もあり、レストラン以外で飲料水だけを購入するのは結構大変です。

ある外国人窃盗団は、「日本では路上に貯金箱を置いているのか!」と自動販売機を見て驚いたと聞きます。両替機なども含め自動販売機の中の現金を狙っての自動販売機の破壊は全国的に発生しており、製造メーカーでも警報機付きやカメラ付きのものも製造しているようですが、まだまだ行き渡っていないのではないかと思われます。

今回の「自動販売機を放火してプラスティック部分を溶かして硬貨を盗む」という手口は初めて聞きました。いずれにしても、自動販売機のある場所が死角にならないよう防犯灯をつける、監視カメラを設置する、振動検知センサー・アラームを設置するなどといった対策をすることが大切です。

また、基本的に自動販売機の中に釣銭以外の現金を入れっぱなしにしないということも必要です。
自動販売機や設置場所などに落書きがないかなどにも注意し、「常に気にかけている」ということを犯罪者にアピールすることが重要です。

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