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2021年07月16日 窃盗容疑で逮捕された男 防犯タグ320個所持

京都府警城陽署は13日、窃盗の疑いで、滋賀県草津市の男(46)を逮捕した。
同署によると、男所有の軽自動車内から、万引対策用の防犯タグ約320個が見つかり、余罪を調べている。

逮捕容疑は、6月2日午後5時55分ごろ、京都府城陽市の家電量販店で、ヘアーアイロン1点(1万4800円相当)を盗んだ疑い。

同署によると、アイロンの箱に付いた防犯タグが何らかの方法で壊されていた。
男の車内にあった防犯タグも、分解された状態でビニール袋に入っていた。
同様の手口でほかにも商品を盗んだとみて、捜査している。

防犯タグは、商品に取り付ける防犯装置。店舗出入口に設置したゲートと連動しており、タグの解除処理をしないまま商品を持ってゲートを通ると、警報音が鳴り万引を検知できる。
<7/13(火) 13:57配信 京都新聞より>

窃盗容疑で逮捕された男が万引き対策用の防犯タグを320個所持していたということですが、それだけの余罪が考えられると同時に、何らかの方法で防犯タグを無効化して犯行を行っていたと思われます。
記事の中での写真を見る限り、同じ種類の防犯タグに見えますから、同じタグがついた商品を狙って犯行を行っていた可能性もあります。

万引き防止用ゲートを設置し、商品には一つずつ防犯タグを取り付け、お金も手間も掛けて防犯対策をしていたにも関わらず、それが無効化されていたのは被害者にとって腹立たしい事実でしょう。

しかし、完璧な防犯対策というものは存在しません。
犯罪者も常に創意工夫し、自らの手口を進化させようと考える者もいます。

ある防犯対策をしているから安心、それ以外は何もしなくても大丈夫という油断は禁物です。
万引き防止用のゲートを設置したら、次は防犯カメラ、防犯ミラー、店員や警備員による見回り強化、商品の陳列・配置方法を工夫する、店内や事務所に現金を出来るだけ置かないなど、それぞれの場所で考える大小様々な防犯対策があります。
複数の防犯対策を組み合わせ、犯罪者が嫌がる、犯罪を犯しにくい環境を自ら作り上げなければなりません。

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