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2012年08月16日 熊本 会社社長宅から現金1億5千万円盗まれる

11日から12日にかけて、熊本市の会社社長の女性(68)の自宅から現金約1億5000万円が盗まれていたことがわかりました。

警察によると、12日未明、女性が熊本市西区の自宅に外出先から戻ったところ、家の中が荒らされていて、約1億5000万円の現金がなくなっていました。
女性は11日午後5時頃から外出しており、帰宅するまでの約8時間に何者かが家に侵入して盗んだとみられています。
女性は数年前から現金を自宅に保管しており、金庫には入れていなかったということです。

警察によると、1億5000万円の窃盗被害は、県内では過去最も大きい金額のようです。
<日本テレビ系(NNN) 8月15日(水)13時23分配信より>

窃盗の被害額が大きい事件を「多額窃盗事件」と呼ぶそうです。
それに該当すると重大事件としてより厳しい捜査が行われるのでしょうか。
現金1億5千万円が盗まれるというのはすごいことだと思います。
しかもそれが1個人の所有物だというのですからさらに驚きです。

被害に遭われた女性は数年前から自宅に保管していたということですが、金庫には入れていなかったということです。
金庫があったのに入れていなかったのか、金庫自体が存在していなかったのかは分かりません。
ただ、金庫に入れていようがいまいが、もし大金があることが分かれば、泥棒はちゅうちょなく犯行を継続するでしょう。
その場で金庫を開けることができなくても、運び出して別の場所でゆっくり時間をかければ開けることはできます。
そういう面では金庫への保管というのは、防犯面で考えると絶対的な対策にはならないということです。

もちろん、他の侵入センサーや防犯カメラ、破壊されにくい材質の扉や窓ガラスなど、様々な侵入者、泥棒対策がありますが、それらも同じく、絶対に被害に遭わない対策というものは存在しません。
その中でより有効な、効果的な対策を選択し、取り入れることが大切です。
また、このブログでも繰り返し述べていますが、手元に置いておく必要のない現金は金融機関等に預けるべきです。
まずその点に尽きると思います。

仮に泥棒が捕まっても盗まれた現金が被害者の元に戻ってくるか、それは疑問です。
全額無事に戻ってくることの方が少ないのではないでしょうか。
一度盗まれたら戻っては来ないと考えるのが妥当でしょう。
そうならない為に、自分の身を守るための防犯対策を行うのです。

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