防犯ブログ

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2008年04月17日 セルフ式ガソリンスタンドで窃盗急増。首都圏

ガソリン価格で注目されているガソリンスタンドですが、全国で急増しているセルフ式ガソリンスタンド(GS)を狙って、店員の目の前で精算機から強引に現金を盗む事件が2006年9月以降、首都圏で約120件発生し、少なくとも数千万円の被害が出ているニュースが読売新聞に掲載されていました。

いずれも未明から早朝の店員が少ない時間帯に複数の男が乗用車で乗り付け、バールなどで精算機を壊す強盗まがいの手口。警視庁では、約120件の大半は、同一グループによる犯行の可能性が高いとみて、関係県警と情報交換しながら捜査しているということです。

その具体的手口は?というと、
犯人グループは2〜4人組。目出し帽やマスクなどで顔を隠し、盗難ナンバーを付けた白っぽいセダンを使用。
1人が車内で待機し、1人が店員に話し掛けているうちに、残るメンバーがバールなどを振り回して店員を追い払った後、精算機をこじ開ける、というもの。犯行時間は2〜3分と手際の良さが目立ちます。

同様の被害は、国道16号など幹線道路沿いに広がり、昨年1月以降は都内や神奈川、千葉県内でも相次いでいます。
東京と神奈川の都県境付近に被害が集中しており、神奈川県内の被害は約80件に上りました。

薄利で経営しているガソリンスタンドにとっては、本当に死活問題だと思います。
店員もいるのに盗むというのは、大胆不敵な犯行です。

対策としては、防犯カメラで犯罪者を録画、非常用押しボタンでサイレン、音声で警告・・・といったシステムを設置することで、「狙わせない、犯罪の対象から外させる」・・という方法や、それにプラスして携帯電話に画像を送信して別の場所から警察などに通報するという方法が、こういった短時間での荒っぽい手口には有効だと考えます。

精算機の現金を定期的に出して、万が一被害に遭った時の被害額を低くするというのも有効だと思います。

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