防犯ブログ

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2009年02月10日 セルフガソリンスタンド精算機を狙った窃盗団240件

セルフガソリンスタンドを狙った窃盗団が関東甲信、静岡の10都県で暗躍しています。

<セルフGS>精算機盗難が10都県で240件 同一犯か
セルフ式ガソリンスタンド(GS)の精算機を狙った窃盗事件が08年1月以降、関東甲信、静岡の10都県で約240件起きていることが警視庁捜査3課の調べで分かった。被害総額は数千万円に上るとみられる。目出し帽をかぶった服装やバールを使った手口など事件には共通点が多く、警視庁や各県警は同一グループによる犯行の疑いが強いとみて捜査している。

 警視庁捜査3課と立川署によると今月2日午前3時45分ごろ、東京都立川市上砂町3のセルフ式GSで、目出し帽をかぶった男2人が給油機に付けられた精算機2台をバールでこじ開け、計約34万円を盗んだ。犯行の様子はスタンドの防犯カメラに録画されていた。

 それからの約35分間で、近隣の福生市や瑞穂町などでセルフ式GSばかり3カ所が相次いで被害に遭い、計約33万円が盗まれた。

 捜査3課の幹部によると同様の被害は08年1月以降、1都9県で確認された。それぞれの件数は多い順に▽東京68件▽千葉62件▽埼玉29件▽神奈川26件▽茨城24件▽栃木・長野各8件▽群馬6件▽山梨4件▽静岡3件(埼玉と神奈川は08年7月以降の数字)。

 防犯カメラの映像などから、犯人はいずれも黒い目出し帽をかぶった若い男の2〜3人組で、客の少ない午前2〜4時ごろ主に幹線道路沿いのGSの精算機をバールで壊していた。犯行時間はわずか1、2分で、目撃した従業員が110番しても警察官の到着前に車で逃げ去っていた。

 被害に遭った都内の業者によると、セルフ式GSは24時間営業で深夜は従業員1人の場合が多い。防犯上の理由から夜間は現金を回収しないため、精算機に釣り銭を100万円以上入れておく場合もあり、被害額が膨らみがちだという。

 全国石油商業組合連合会(東京都千代田区)の担当者は「設備は破壊を想定して作られておらず完全な被害防止は難しいが、精算機内の現金をこまめに回収するなどの方策を呼び掛けたい」と話している。

 石油情報センターによると、セルフ式GSは08年3月末時点で全国に7023カ所。人件費が節約できるため増加傾向で、4年前からほぼ倍増したという。
(2月8日 毎日新聞)

セルフスタンドが狙われ、精算機がこじ開けられ、売上金が盗まれる被害が発生しています。
この犯罪の特徴は、とにかく「犯行時間が短い」こと。
ほとんど1、2分で破壊、現金持ち去りを数人が行い逃げ去ります。
人目も気にせず、武器を持ち数多く次々と犯行を実行しています。

こうしたセルフスタンドの防犯対策としては、
セキュリティキーパーで犯人グループに「ここはサイレンがついて警備している」ということをPRし、犯行対象から外させる。
非常用押しボタンを押すと、その場でサイレンや音声メッセージを流し威嚇撃退する。
●防犯カメラの映像を経営者の携帯電話にすぐに動画送信する。見える自主機械警備システム
といった方法がお勧めです。

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