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2013年06月25日 万引き犯を追跡 中学生が携帯で生中継

23日午後8時55分頃、神戸市兵庫区荒田町のスーパー「ダイエー湊川店」の食料品売り場で、男が即席みそ汁(180円相当)を盗んで逃げました。

警備員を振り払って店外に出たところを、店の前にいた市立中学3年の男子生徒4人が目撃し、携帯電話で110番。
男が走って逃げるところを追跡しながら、現在地や男の様子を電話で伝え続け、スーパーから南に約1キロ離れた同区内の路上で、合流した兵庫県警兵庫署員が身柄を確保、窃盗容疑で逮捕しました。

発表によると男は同区下沢通の無職の男(48)。
逃走中は中学生らに、「これは店で買ったんや」などと話していましたが、調べに対して容疑を認めているという。
<読売新聞 6月24日(月)14時37分配信より>

ニュースで「男子生徒4人」、「スーパー」、「万引き」というキーワードだけを聞くと、また中学生グループが万引きをした事件かと思いましたが、そうではなく、万引き犯を捕まるのに貢献したというお手柄のニュースでした。
万引き犯を追跡しながら、携帯で110番し、現在地などの情報をリアルタイムで伝え続け、警察署員と合流するまで続けたということです。

110番通報ではなく、インターネットの動画サイトなどに動画を載せ、犯人の情報を探るということも考えられます。
また、フェイスブックやツイッターなどにも同様に、犯人に関する情報を載せ、情報を集めるという方法も今後出てくるでしょう。
ただ、相手が間違いなく犯人で、このことがもとで犯人逮捕につながればよいですが、もし別人、えん罪となると、名誉棄損や個人情報流出など、その瞬間で済む被害ではなく、継続して被害を被る可能性もあります。

ソーシャルネットワークサービスは、とても便利で多くの方が利用していますが、使い方によっては非常に危険な場合もあります。
今回万引きで追跡された男も、まさかみそ汁180円相当を盗んだだけで、中学生4人に追いかけられ、生中継されるとは思ってもいなかったでしょう。

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