防犯ブログ

  • 個人情報盗難
2007年03月30日 自宅に空き巣。ノートパソコン盗難された教師の今後。

福島県いわき市の磐城高に勤務する市内の女性養護教諭(54)が自宅で空き巣の被害に遭いました。

盗難が発覚したのは26日夜。女性教諭が家族と旅行に行っていた24日から26日の間に被害に遭ったとみられます。
ここまでなら「気の毒に」「何を盗まれたの?」ということで済むのでしょうが、教師が盗まれたのは現金や貴金属ではなく生徒の個人情報が入ったノートパソコン。パソコンは2階建て住宅の1階居間に置かれており、居間の窓の鍵が開けられていたということです。

ノートパソコンが盗まれたことでこの教師の運命は大きく変わることとなりました。

ノートパソコンの中には処置状況のデータは平成17、18の両年度分で、保健室で診断した生徒の症状や薬の処方などの内容が約7000件分入っていました。健康診断結果は17年度分で生徒1000人の身長や体重、内科検診の結果などをまとめていました。
 女性教諭は保健室にあったパソコンでデータを作成していましたが、生徒個別の診断表をまとめるために記録メディアを使ってデータを持ち帰っていたということで、県教委は通達で昨年12月以降、情報管理機器の持ち出しは原則不可とする規定を設けていたが、女性教諭は違反していました。

27日朝に女性教諭から報告を受けた同校は午前中、県教委に報告、午後、文書を提出。臨時職員会議を開き、教頭が教員に情報管理の徹底をあらためて呼び掛けました。緊急に開いたPTA役員会でも教頭らが盗難発生を報告。全校生徒にも文書で知らせ謝罪しています。
県教委は「提出された報告書を詳しく調査した上で女性教諭らへの処分を検討したい」としています。

今、泥棒の盗むものは現金だけではありません。
家電商品も中古として換金できるため狙われており、ノートパソコンを盗まれる被害も多発しているのです。
空き巣の被害・・・盗まれたものによっては信頼を失い、職を失う可能性もある時代になりました。

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