防犯ブログ

  • 侵入手口
2008年04月04日 パイロットに扮して航空会社事務室に侵入、「非売品シール」を盗む

目立たない周囲に溶け込む服装が泥棒ファッションの基本ですが、関西学院大学4年生の男がパイロットに扮(ふん)して航空会社事務所に侵入、非売品のシールを盗んでいました。

千葉県警成田国際空港署に逮捕されたのは大阪府高槻市岡本町、関西学院大4年生(22)。
「自分は航空マニアで空港に来た」と供述、容疑を認めています。

 調べによると、2日午後3時ごろ、成田空港第2旅客ターミナルにある日本航空の空港事務所にパイロットのような服を着て侵入し、
子供の乗客などに配る非売品のシール13枚(130円相当)を盗んだ疑いです。
不審に思った同社社員が警察に通報し、逮捕となりました。

子供に配るシールほしさにパイロットの制服を着て泥棒に入る。
これが大学生かと思うと少々情けない気がします。
マニアによる収集というのが度が過ぎたのでしょうが、こうした理由での窃盗もあります。

骨董や仏像泥棒、鉄道の部品泥棒、お店のディスプレイ人形(ぺこちゃん人形など)泥棒なども、こうした収集癖からの泥棒です。

この大学生は昼間の犯行ですが、成田空港の 日本航空の空港事務所に堂々と入れたというのも驚きです。
入退出管理システムなどはどうなっていたのでしょうか?社員証や指紋認証などによる入室制限がされているべき場所だと思うのですが、パイロットの服装だけでフリーパスだったのでしょうか?
防犯対策は空港内であれば充分なはずだと思うのですが、あまりにもずさんではないかと考えます。
これが子供に渡すシール目的ではなく、テロなどが目的で侵入したのであれば、大惨事にもつながりかねません。
防犯対策を見直す必要があると思います。

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