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2005年12月24日 海外旅行でも「自分の安全は自分で守る」

海外で年末年始を過ごす人々の出国が始まりました。成田空港ではこの日だけで約4万9000人が出発。成田国際空港会社によると、年末年始(12月22日〜1月9日)の利用客数は、過去最多の前年より約2万4000人多い約143万8000人に上る見通しです。

日本国内でも「体感治安の悪化」が叫ばれていますが、海外では日本以上に自衛意識を持つ必要があります。昨年度はインドネシア・スマトラ沖地震による大津波で非常に大きな被害が発生しましたが、災害・災難はいつ我が身にふりかかるとも限りません。
海外旅行中の安全確保の方法について下記の通りご紹介しましよう。
ここのところ急増しているのが「詐欺」「詐欺賭博」「睡眠薬強盗」などです。
又、東南アジアに行かれる方は、「高病原性鳥インフルエンザ」への注意も必要です。

●危険なエリアには絶対に近づかない。
 ガイドブックなどに「危険なエリア」の情報がありますので事前に確認し、危険なエリアと言われている所には絶対に近づかないこと。日本と同じ感覚で物見見物的な気持ちで行くと場合によっては命に関わり本当に危険です。どうしてもその場所を通る必要が有る場合には、時間帯や携帯品に十分考慮し、現金・カード、パスポートなど貴重品やカメラ・ノートパソコンなど高額商品を持ち込まないことが大切です。徒歩は避け、流しではないタクシーをホテルから手配してもらい利用するなども回避する方法です。特に夜の外出には注意が必要です。

●被害を最小にするために自分なりの対策を立てる。
 被害に遭わないことは大切ですが、どんなに気を付けていても被害に遭ってしまうこともあります。
 重要なのは、被害状況を即座に把握し、すぐに対処できるようにしておくことです。
・貴重品袋やバックの中身を把握しておく。リストを作っておくと良い。
・二次的被害を防ぐためにもクレジットカードやパスポート・航空券などのコピーを取っておく。
 コピーなどは複数枚作成し、別々の荷物に入れておく。
・盗難・紛失時すぐに届け出ることができるよう電話番号(大使館・カード会社・保険会社など)をメモして おく。メモは複数枚作成し、いろいろな荷物に分散して保管しておく。
・対応マニュアルを作成する。 
・パスポート再発行のための写真も準備しておく。
・写真などデータはバックアップを取り、DVDディスクに保存。パソコンとは別の鞄に保管。こまめに日本に送る。    

●隙を見せない。
 犯罪者に隙を見せないこと。いつも周囲に目をくばり、「防犯意識が高い」ということをアピールすることが大切です。
・荷物についていつも意識しておく。特に手荷物に注意を。
・ホテルの窓の側には荷物を置かない。
・ショッピング中や更衣室での試着中でも手荷物を体から離さない。一人の時は特に注意。
・ネットカフェなどでクレジットカードナンバーや個人情報などを入力しない。
・お金の出し入れは人から見えないところで行う。「現金は貸さない、見せない、触らせない」
・荷物やバックは車道側に持たない。のろのろ後ろから車やバイクがきたら注意する。
・言葉が通じない場合、あいまいな態度をとらない。嫌なことははっきりと「NO」をいう。あいまいに笑っていると全て「YES」と受け取られてしまう。
・旅先での人々とのふれあいは、その旅行を思い出深いものにするが、話しかけてくる人が全て善人とは限らない。人々とのふれあいは大事にしつつも、最低限の警戒心を忘れずに接すことが必要。初対面なのになれなれしい人や強引な人、言葉巧みな人などには注意。
     

東南アジアなどで流行する「高病原性鳥インフルエンザ」の感染予防方法 
高病原性鳥インフルエンザ「H5N1」患者国:タイ、ベトナム、インドネシア、カンボジア、中国の5か国
<1>生きている鳥を扱っている農場や市場に行かない
<2>弱った鳥や死んだ鳥に触れたりしない
<3>手洗い、うがい等で清潔を保つ

海外旅行時の防犯対策【防犯泥棒大百科】

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