防犯ブログ

2009年02月16日 「捕まるなら顔見知りのお巡りさんに」…盗み告白・逮捕

静岡県警熱海署で13日窃盗容疑で逮捕された住所不定、無職男(28)。

今月5日深夜、JR東海道線の東京発国府津行き列車の車内で、寝ていた横浜市の女性会社員(26)の手提げバッグから現金2万5000円と健康保険証などが入った財布を盗んだ疑い。

13日未明、JR熱海駅付近にいたところを、同署の警部補(53)から声をかけられた。容疑者は以前から同駅付近をうろつき、普段周辺をパトロールしているこの警部補から「悪いことすんなよ」などと声をかけられるうちに互いに顔見知りになっていたという。

 この日も声をかけられた容疑者は、自分から5日の盗みを告白。盗んだ保険証を捨てた駅近くの側溝に警部補を案内し、話の通り保険証が見つかったため逮捕された。女性は被害に遭ったことに気づいていなかった。容疑者は、「スリ担当の刑事に追われていると思っていた。どうせ捕まるなら知っているお巡りさんに捕まろうと思った」と話しているという。
(2月14日 読売新聞)

盗んだ保険証も見付かり、悪用されていなかったのは幸いでした。
手提げバックそのものをひったくりされた場合などは、
●財布の現金
●クレジットカード
●健康保険証を悪用される二次被害
●家の鍵を住所記載されたものと一緒に入れることで、泥棒に入られる可能性
といったことがあります。
家の鍵と健康保険証や自動車免許などを一緒のバックなどに入れるのは危険です。
注意しましよう。

それにしても、どうせ捕まるなら知り合いのお巡りさんに・・というのはなかなかドラマのような話です。
ここのところ警察官の犯罪も多発、先日も愛知県で窃盗した警察官がいましたが、こうした地元の人とのふれあいを実施しているお巡りさん、もっともっと頑張っていただきたいものです。

15日、滋賀県南郷市民センターで、南郷学区自主防犯推進協議会の防犯講演を行ってきました。総合防犯設備士として「防犯対策とセキュリティについて」を1時間30分話しました。
私の話の前に大津警察署から約30分、滋賀県及び南郷の地域の犯罪状況の話がありました。「○年前より刑法犯が半減した」など、犯罪が減少しているとのお話でしたが、先日もご紹介したようにここ5年ほど減少してきたのが、昨年9月以降、強盗などは急増しています。この金融不安の中での景気・雇用の悪化で犯罪の質も変わり非常に凶悪化してきています。そんな中での防犯講演に約90名ほどの地元の方が集まられているその最初に、犯罪が減少しただけで話が始終したのは少々残念に感じました。

今「犯罪は地方の時代」です。防犯意識の低い地方都市を窃盗団は狙います。
今まで安全だっだとしても今日、明日も安全だとは誰もいいきれません。
「安全のない安心は最も危険である」
そういう防犯意識が低い中で、少しでも防犯意識を高め、正しい防犯知識を持ち、できる防犯対策から実施する。
それが防犯講演の目的であり、又このホームページの目的でもあります。
ぜひともできることからやっていきましよう。

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