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2008年04月03日 警察庁 三次元顔画像識別システム活用で犯人逃がさんで〜!!

<毎日新聞 3/31記事より抜粋>
 ◇余罪捜査に威力
 事件現場の防犯ビデオに映った犯人の顔と、容疑者の顔を立体的に照合する警察の「三次元顔画像識別システム」が、新たな科学鑑定手法として注目されています。

00年に警察庁に初めて導入され、現在、全国7警察に設置。07年末までに少なくとも計143事件に活用されました。
大阪府警では、連続強盗事件で威力を発揮した事例もあり、「連続事件の余罪捜査に特に有効」と期待されています。
警察庁は今後も、全国的に整備を進める方針です。

従来、逮捕した容疑者の顔写真を、現場の防犯ビデオがとらえた顔と同じ向きや大きさに調整して重ね合わせることは困難でした。
しかし、同システムなら、容疑者の姿を撮影し、立体画像処理できるため、向きや大きさを自由に調整して照合できます。
サングラスで顔を隠していても、輪郭で比較。

 警察庁によると、00年に導入された科学警察研究所の同システムは、07年までに警視庁や他の警察の事件21件で活用。
03年度以降は、大阪、福岡、宮城、愛知、広島、北海道の6道府県警に順次整備され、
鑑定件数は06年までで▽宮城42件▽愛知31件▽大阪20件−−など122件に上る。

 大阪府警では07年には7件を鑑定。
うち1件は、大阪市内の鉄道の駅トイレで06年11月、女性が監禁され、体を触られて
現金やキャッシュカードを奪われた強盗・監禁・強制わいせつ事件で威力を発揮しました。
このカードを使ってコンビニの現金自動受払機(ATM)から現金を引き出す男が防犯ビデオに映っていた。
府警は、別の強盗・強姦(ごうかん)未遂事件での容疑者の顔を昨年3月、システムを使って鑑定したところ、ピタリと一致した。

 毒物入り菓子で企業恐喝を繰り返した「グリコ・森永事件」(00年2月完全時効)では、コンビニ店内の防犯ビデオに映った不審な男が公開。ある府警幹部は「この技術があれば、犯人割り出しに役立ったかもしれない」と話しておられます。

 防犯カメラは色々なところで使われております。「三次元顔画像識別システム」の活用と現状以上の「防犯監視カメラ」の普及でもっと暮らしやすい安全な世の中になる事を祈っております。

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