防犯ブログ

  • 侵入手口
2008年04月21日 広域窃盗団 40件2億6500万円 /群馬

群馬県警捜査3課と7署、埼玉県警捜査3課などによる合同捜査班は18日、長野県松本市元町3、風俗店従業員男(22)を同日までに建造物侵入と窃盗容疑で逮捕したと発表しました。前橋地検は男を同罪で起訴。男の逮捕で、群馬、埼玉、栃木、新潟4県下に及ぶ一連の広域窃盗事件の捜査が終結しました。

これで、広域窃盗グループの逮捕は計21人。
被害件数340件、被害総額約2億6500万円に上ります。

 調べでは、07年9月3日午前2時ごろ、男は仲間2人と共謀し、前橋市堀越町の書店の事務所に侵入し、金庫をバールなどでこじ開け現金約84万円と図書券などの商品券(約21万円相当)を盗んだ疑いです。

 21人で、340件。群馬、埼玉、栃木、新潟という、地方都市を狙ったのは「防犯意識が都会よりは低い」という理由ではないかと思います。首都圏周辺や関西などに窃盗団の活動地域が移動しているのでしょうか?

窃盗団は組織化・分業化が進んでいます。
 この窃盗団も4〜5人のチームで、見張り役、実行犯、運転手などに分かれ窃盗を繰り返していたのだと思います。
 この毎日新聞のニュースには、事務所への侵入手口などは記載されていませんでしたが、事務所の多くは「ガラス破り」で47.4%と約半数近くになります。侵入場所としては、表出入り口39.1%、窓34.8%となっており、そうした場所のガラスを割って錠前を外して入っている泥棒が多いということです。

 事務所の防犯対策としては、
●敷地内に入られた時点で、外周警備でベルやサイレン、音声で威嚇。
●窓に近づいた時点でベルやサイレン、音声で威嚇・撃退。
●窓を割って開けようとした瞬間にベルやサイレンで威嚇・撃退。
●それでも室内に侵入した場合にも、重要な部屋に入った瞬間に再びベルやサイレンで威嚇・撃退。
●建物屋外に警備実施が分かるような防犯灯(セキュリティキーパー)を設置し、抑止力の強化を図ることで、犯罪対象から外させる。
といったことが重要です。
又、防犯カメラと連動させ、異常発生情報を管理者の携帯電話に画像送信するシステム「見える自主機械警備システム」が安心です。

加盟企業専用ページはこちら