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2012年07月10日 警察寮の管理人が窃盗 入居者の現金盗む

北海道警札幌中央署は9日、道警独身寮の一室から現金を盗もうとしたとして、寮管理人で、札幌市手稲区手稲本町2の2、会社員の男(52)を窃盗未遂容疑で逮捕しました。

発表では、男は6月27日夕、同市中央区の道警独身寮「至誠寮」で、同署の男性巡査(20)の部屋に侵入し、室内の財布を開けて金品を物色した疑い。
男は、同署が寮の清掃と給食を委託する給食サービス会社の社員で、平日は寮管理人として住み込んでおり、各部屋の合鍵を管理していた。

調べに対し、男は容疑を認めています。
男性巡査はほかに2回、現金数万円を盗まれる被害に遭っており、同署が余罪を調べています。
<読売新聞 7月9日(月)22時38分配信より>

他人に鍵を預けるのは正直不安です。
自分が外出している間、勝手に家の中に入られたらどうしようとか、寝ている間に入って来られたら、と考えると怖くなります。
テレビ番組などで家の中に仕掛けられた盗聴器を見つけるという企画がありますが、もしかすると鍵を預かっている者自身の犯行か、もしくはその預かっている鍵を盗んでの犯行という可能性も考えられます。
預けるからには絶対的な信頼関係が必要です。

鍵を預かる側は大きな責任を背負うことになります。
いい加減な人には任せられません。
寮やマンションの管理人、マンション・アパートの管理会社、それぞれの大家さん、清掃会社・委託会社などもそうでしょうか。
もし預かった鍵を悪用して犯罪を犯される可能性が少しでもあるのなら、安心して預けることはできません。

今回の犯人が勤める給食サービス会社は大きな損害を被ります。
お金という面での賠償、弁償は大した金額ではないかもしれませんが、信用を失いました。
お金には換えることのできない目に見えないものです。
これら信用、信頼、好感度など、目に見えない、数値化しにくいものをアップさせようと企業側は一生懸命努力します。

お金を掛けられるのであれば広告・宣伝として、テレビCMや新聞広告を行ない、多くの人に見てもらうことで企業イメージをアップさせることができます。
そういった多額の費用を掛けられない企業は、日頃の地道な対応、活動によってじわじわと向上させようと取り組んでいるでしょう。
アップさせるのは大変ですが、ダウンさせる、失うのは簡単で、そして一瞬です。
だからこそ大切なのです。

こういった面も考慮し、信用、信頼を失わないようにするにはどうしたらよいかと考えるべきです。
その際、防犯システムや防犯カメラの設置が役に立つことがあります。
今回の事件も現場に防犯カメラが設置されていれば、それを恐れて犯行を行わなかったという可能性もあります。
外部者及び内部の者への威嚇・抑止のために防犯カメラを設置することもあります。

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