防犯ブログ

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2006年04月27日 いのちはモノじゃないんです

先日、警察庁より発表されました平成17年度の犯罪情勢によりますと、全体の犯罪認知数は減少しているようです。
しかし、ここ最近のニュースを見ていると陰惨な事件が多く、よく言われる「体感治安」が悪い、という事を実感しています。

本日の沖縄タイムス、琉球新報に気になる記事が載っていました。

「沖縄の小学校でウサギ13匹が撲殺される」
 
26日午前7時半ごろ、沖縄県南城市の玉城小学校の飼育小屋の周りで、ウサギ13匹が死んでいるのを登校してきた児童が見つけ、教諭を通じて与那原署に通報した。
 与那原署によると、ウサギは体の骨を折られており、棒のようなもので殴り殺されたとみられる。同署が器物損壊の疑いで調べている。

 ウサギのいた飼育小屋はコンクリート製で高さ約2メートル、広さ約20平方メートル。窓は金網が張られていましたが、普段から入り口のドアを施錠していなかったということです。

 玉城小学校の教頭は、「学校でこんな事件が起きたのは初めて。ウサギをずっと飼育していた子どもたちはショックを受けているようだ」と話しており、与那原警察署では捜査を進めるとともに、管内(南城市、与那原町、南風原町)の小中学校に注意を促しているということです。

この事件を知りまっさきに思い出したのが、神戸の連続児童殺傷事件です。
犯人の少年は、まず公園の鳩や猫を殺害し、最終的には子どもたちを傷つけてしまいました。
そういった事例を教訓に、早急な安全対策の検討が必要だと感じます。

また、同時に気になったのが、ウサギが殺されたことが「器物損壊」にあたる、ということです。
学校の「所有物」ということでこういったくくりになってしまうのでしょうが、何だか複雑な気持ちになってしまいます。

いのちは人も動物も虫も同等のものです。
日々殺伐とした事件やニュースが報道されますが、そういったことに流されず、もう一度しっかりといのちについての認識を深めていかねばならない、と痛切に思います。

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