防犯ブログ

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2008年04月02日 百貨店で連続ぼや。放火対策をどうするのか?

4月1日、大阪・ミナミの大丸心斎橋店の店内女子トイレ、婦人服売り場、男子トイレで立て続けに3件のボヤがありました。
 ●昨夜7時40分ごろ、大丸心斎橋店南館4階の女子トイレの火災報知器が作動。店員がすぐに消火器で消し止めました。
ペーパーホルダーなどが焼ける。
 ●その30分後、今度は本館3階の婦人服売り場の試着室でカーテンのひもが燃えているのに店員が気づき、
ペットボトルの水で消し止めた。
 ●さらに閉店後の8時40分ごろ、本館地下1階の男子トイレでも赤ちゃん用のいすの周辺が焼けた。
 
3件ともに火の気のない場所からのぼやのため、放火との見方で防犯カメラで録画していた映像を警察では分析始めました。

こうした企業を狙った放火や犯罪が発生した後、防犯カメラの映像を確認するといったことで犯人捜査が始まりますが、
それはあくまで「事後処理」である。その前に、犯罪そのものを未然に防ぐための防犯対策が必要となってきます。

「放火」に関しては、炎センサーです。炎の紫外線を検知し、10m先の7センチの炎をも捉え、その場で音声で威嚇メッセージを流したり、離れた管理質に異常を知らせます。

オフィスの火災対策システム

この「炎センサー」にプラスして防犯カメラを使用することで、犯罪を早期発見することも可能です。

百貨店やスーパーマーケットなど大型店舗の防犯カメラシステムの設置は、店員が店内を見回っている場所もあるので、主に死角の監視に重点をおく必要があります。

レジから離れた通路、レジやサービスカウンタ、万引きされやすい商品棚、放火や異物混入の可能性のある商品販売コーナーなどの死角が出来る限り無くし、どの方向からでも監視できるように、防犯カメラの台数を考えることが重要です。

防犯用の侵入検知センサーや警備員などによる人的警備とうまく連動させることも必要です。
又、現在設置している防犯カメラに関して、万が一の被害時にきちんと犯人を特定できる程度の映像が映し出されているのか録画されている画像を確認し、検証することも重要です。

逆光や夜間の犯罪の場合は特に照明がついていない暗がりの場合もあります。
そうした暗がりでも鮮明な画像で録画できる赤外線照明内蔵のディナイトカメラなどに変更することをお勧めいたします。

そうした対策を常に行うことで、犯罪をおこしにくい環境を作ることこそが、最も重要な防犯対策となります。

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