防犯ブログ

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2017年12月01日 東京で盗んだ宝石をルーマニアで売りさばく

東京・表参道の宝石店などで貴金属計約1200万円相当を盗んだとして、大阪府警は25日、ルーマニア国籍の夫婦を窃盗の疑いで再逮捕した。
夫婦は大阪市内でダイヤなどを盗んだとして逮捕・起訴され、「ルーマニアで売りさばいた」と供述しており、府警は組織的な関与がなかったか調べる。

再逮捕されたのは、夫(29)と妻(31)。
容疑は7月22~23日、東京都港区の表参道や台東区上野の貴金属店でダイヤのネックレスや高級腕時計など4点を盗んだとしている。「私利私欲のためにやった」と2人とも容疑を認めている。

2人は客として貴金属店を訪れ、妻が商品をガラスケースから出してもらい、購入を検討するそぶりを見せて店員の気を引く間に、夫が商品を盗んでいたという。

2人は7月25日に出国し、8月6日に再入国。同7~8日に大阪市北区や中央区の貴金属店などでダイヤや腕時計など計10点(計約260万円相当)を盗んだとして、窃盗罪で起訴されている。
<10/25(水) 18:04配信 毎日新聞より>

外国人の泥棒が日本で犯行を行い、その後自国に戻って盗品をさばくという流れがあると報道はされていましたが、実際にそのルートで犯行を行っていたルーマニア人の夫婦が逮捕されました。

日本で盗み日本国内で転売しようとした場合、盗品だと知りながら買い取る違法な業者だと可能ですが、真っ当な商売をしている多くの業者の場合はそのまま警察に通報される恐れがあります。
自国もしくは第三国に渡っての転売であれば、その出所を探るような相手でなければ簡単に売買が行えるのでしょう。
ルーマニアという国の治安等はよく知りませんが、日本よりはるかに転売がしやすそうな印象があります。

今回は味をしめた夫婦が再入国して犯行が明らかになりましたが、一度きりの犯行、もしくは再入国までの期間を長くしていれば逮捕が難しかったかもしれません。
仮に日本国内で犯人として確定しても、相手国との引き渡し協定等が結ばれていなければ相手国の警察が協力してくれない可能性もあります。

訪日客が増えることは日本にとって喜ばしいことで外国人が駅や店にいる光景が珍しいものではなくなってきました。
その油断をついてほんの一部の外国人犯罪者が犯行のチャンスを狙っている可能性があります。
犯罪の多国籍化という言葉がいよいよ現実のもの、身近に感じられるものになってきたように思います。

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