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2012年02月17日 広島 ランドセル泥棒逮捕 被害数十件

東広島市のショッピングセンターでランドセル2個を盗んだとして、県警捜査3課と東広島署などは16日、兵庫県加古川市加古川町溝之口、無職の男(28)を窃盗容疑で逮捕しました。
男は「間違いない」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は昨年12月30日、東広島市西条町御薗宇のショッピングセンター「フジグラン東広島」で、別の男(28)とともにランドセル2個(販売価格計8万4400円)を盗んだとされます。

東広島署によると、1月6日、インターネットオークションで多数のランドセルを出品していた加古川市内の古物店から、26個のランドセルを押収。
同店への売却者から男らを特定したという。
押収品の中には、香川県内で盗まれたとみられるランドセルも含まれていました。

同署によると、広島県内では昨年8月ごろから、大型スーパーなどで展示品のランドセルが盗まれる事件が続きました。
昨年中に15件23個(販売価格計約98万円相当)の被害届がありました。
県警によると、中四国や関西でも同様の窃盗事件が少なくとも数十件はあるという。
<毎日新聞2月17日(金)14時38分配信より>

ランドセル泥棒と聞いた時、変質者が小学校に忍び込んで子供のランドセルを盗んだ事件かと思いました。
そうではなく、ショッピングセンターで売られていた新品の展示品を盗んだという事件でした。
実際にランドセルを購入したことがなかったので被害額を見て驚きました、ランドセルが高価だということに・・・。(お子さんのいらっしゃる方は当然ご存知でしょうね)

小学校6年間のみに使用し、入学時に購入するもの。
壊れたり、古くなる頃には、子供たちの間でもランドセルから手さげカバン等に移行する時期ですので、本当に最初の一回のみ購入するという印象でした。
ただ、おそらく100%近い数字で購入され、小学1年生に与えられているのだと思います。
祖父母のプレゼントの定番ではないでしょうか。

ただ需要が高い割には、価格はあまり下がらないようで、物にもよるでしょうが、1個4万円もの販売価格ということです。
高くとも、必需品ということで、そのまま売買されているのでしょう。
販売価格が下がらないということは、高値で安定して転売することが可能であると犯罪者なら考えます。
狙われやすい、盗まれやすいものだということが言えます。

今回の事件も、一旦は買い取った古物店がインターネットオークションに出品し、そこから犯人につながったということですが、古物店が出品せずに、自分の店で販売していたら、まだ犯人は捕まっていなかったかもしれません。
犯罪者を捕まえるということがより難しくなってきているということがよく分かります。

警察の検挙率が低下している、犯罪件数は減ってきているが、より凶悪化が進んでいるというイメージが、体感治安が悪化しているということに繋がっているようです。
つまり、何らかの被害、特に盗難被害に遭った場合、盗まれた金品が無事に被害者の手元に戻ってくることは可能性として少ないとも言えます。
自分の身は自分で守らなければ誰も守ってはくれません。
そのための事前の防犯対策、予防が大切なのです。

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