防犯ブログ

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2007年06月26日 警察との結び付き

全国的に住民間の結び付きが希薄になり、地域の防犯力が低下していることから、和歌山県警は住民の家族構成を聞いたり、街頭犯罪情報を伝える「巡回連絡」に力を入れています。
田辺署でもアパートなどを重点的に行っており「地域住民と直接対話をすることで、防犯や事件の早期発見に生かしたい」と話しています。

地域内で住民同士が交流する機会は田辺市でも減っているようです。
最近は、都市部同様アパートやマンションで隣人の素性も知らない状況が増えており、隣室の住人が被害に巻き込まれても気付かないような事例が予想されます。
このため田辺署は、都市型の事件を想定し、巡回連絡を強化しています。

交番、駐在所の警察官が、担当地域の家庭や事業所を訪問して要望や緊急時の連絡先、家族構成を聞いたり、ひったくりなど街頭犯罪の注意を促したりしています。
道案内や災害時の安否確認にも役立てるようです。

住民が交番に立ち寄ってまでは話しにくいような情報でも、警察官が訪れれば話してくれることが多く、事件の早期発見や解決に結びつく情報が得られるということです。
転勤や引っ越しが多い4月から巡回連絡を始め、半年間で管内すべての世帯を訪問する予定です。
交番勤務員1人当たり700〜1000世帯を訪れるようです。

田井秀治地域課長は「引っ越しが多いアパート、マンションへの巡回連絡を特に入念にし、治安を守るために生かしたい。交番勤務員が地域を回ることで、普段交流が少ない地域住民の橋渡し役になれれば」と話しています。

警察官がその地域を巡回すれば、その時間帯は少なくとも犯罪が起こりにくくなると思います。
定期的な巡回となれば、その時間帯さえ外せば大丈夫と考える犯罪者もいるでしょうし、パターン化せずに、不定期かつ継続的に実施していただきたいものです。
全国的にこのような取り組みが実施されれば、きっと普通の犯罪者にとっては脅威となるでしょう。

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