防犯ブログ

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2020年07月17日 グラインダーを使って自販機荒らし300件? 犯行時間は6分

自動販売機から現金などを盗んだ疑いで34歳の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは札幌市白石区の建設業の34歳の男です。

男は4月30日午前1時18分ごろから24分ごろまでのわずか6分間に、苫小牧市拓勇西町のアパートの敷地内に設置された自動販売機から現金約5万円と現金を収納する箱など時価3500円相当を盗んだ疑いがもたれています。

男は自販機のロックをグラインダーと呼ばれる電気工具を使って切断し、扉をこじ開ける手口で犯行に及んでいました。

警察は男を逮捕した経緯については明らかにしていません。

調べに対し男は「生活費のため、盗んだ」と容疑を認めていて、「苫小牧や札幌市合わせて30件はやった」と話しているということです。

札幌市やその近郊では同じような手口による犯行が過去5年で320件も発生していて、警察は男の余罪を追及する方針です。
<6/19(金) 8:30配信北海道ニュースUHBより>


新しい手口が出てくると、それへの対策が出来ているかを常に考えなければなりません。
今回グラインダーという電気工具を使って自販機のロックを切断する手口が300件以上も発生しているというニュースですが、この手口に対応している自販機かどうかという点が重要になります。

全ての手口に対して万全の防犯対策というものは存在しません。
様々な防犯対策が出てきて進歩するのに対して、犯罪者側の手口も常に工夫し変化させ進歩しています。
お互いに進歩していますからそれに対応させることが必要になってきます。

何らかの防犯対策をしていても被害に遭ってしまう可能性がありますから、無対策は十分に警戒が必要ですし、窓や扉の無施錠というのは対策以前の問題だと思います。
うちの家なんか誰も狙わないだろう、入られても盗まれるようなものはない、というのは多くの人が考えていることでしょう。

しかし、犯罪者側からすれば侵入先に大金があるかどうかは分からない場合が多いので(よほど立派な豪邸なら別ですが)、なぜうちを狙って入ったのか?という疑問をぶつけても意味がないでしょう。
逆に、いかにもお金がなさそうな家からタンス預金の何千万円もの大金が盗まれたというニュースもありますから、そういう家ばかりターゲットにする一攫千金狙いの泥棒もいるかもしれません。

また、盗難被害はゼロでも、家の中がめちゃくちゃに荒らされたり、窓ガラスが割られたり、鍵が壊されたりすることはあり得ることです。
こういう事態も想定した上で防犯対策を考えましょう。

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