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2010年03月11日 動物園ペンギン泥棒 他にもカピバラ、リスザルも盗んでいた

長崎県西海市の長崎バイオパークからペンギンを盗んだとして窃盗罪で起訴された福岡市西区のペットショップ経営、本田旭被告(24)について、長崎県警西海署は8日、カピバラやリスザルも盗んでいたとして、窃盗容疑で長崎区検に追送検したと発表しました。
施設側は盗難に気付いておらず今後、園内巡視などを徹底するということです。

追送検の容疑は、09年11月1日午後、福岡市東区の国営海の中道海浜公園で、雌のカピバラ1匹(時価15万円相当)を袋に入れて窃取。
また、今年1月18日夕、長崎バイオパークでリスザル1匹(同)を盗んだとしています。

西海署によると、カピバラは本田被告のペットショップで飼っていましたが、12月に死にました。
リスザルは他の1匹とともに横浜市のペットショップに約41万円で売却したということです。

本田被告は、1月27日にバイオパークのフンボルトペンギンを盗んだとして起訴されました。
本田被告は施設周辺にいた警官の職務質問を受け、ペンギンは無事保護されました。

同公園によると、盗まれたカピバラは昨年8月に生まれた4匹のうちの1匹で、11月1日夜にいなくなっていることが判明。
「タヌキやイタチに捕食されたかもしれないと考えていた」という。
長崎バイオパークの大宅貴之・業務統括管理部長は「動物と来園者の距離を近づけたいと思っている中で、こうした事件は本当に残念」と話しました。
<3月9日12時57分配信 毎日新聞より>

以前、当ブログでも紹介しましたが動物園からペンギンを盗んだペットショップ経営の男が、カピバラやリスザルも盗んでいたことが判明しました。
それにしても盗まれたことに気がつかなかった動物園側も管理体制にも問題があるでしょう。

盗んだのに向こうは気がついていない、大きな問題になっていない、と感じた泥棒が、同じところで二度・三度と犯行を繰り返したのでしょう。

最初に盗まれたときに事件として報道されていたら、二度目・三度目の犯行はなかったかもしれません。
このようなもし、たら、れば、は無意味かもしれませんが、防犯カメラ設置など何らかの再発防止策が必要です。

もし、他の犯罪者もここで盗んでも見つからない、となると多くの動物がターゲットとなる恐れがあります。
もちろん、大多数がお客さんですから疑うのはよくないことですが、それに紛れて盗み出そうとする犯罪者がきっといます。
まして、ネットオークションやリサイクルショップ、ペットショップなど、昔はなかった売買の取引方法やルートができてしまっています。
売れるとなったら、何でも狙われてしまう時代です。

運営側(施設側)も用心して対策を考えなければなりません。
この動物園はカモだぜ!という不名誉なレッテルを貼られたら大変なことになります。

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