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2011年03月15日 大阪 池田市の職員、パチンコ店で人の財布盗む様子が防犯カメラに映る

大阪府警池田署は9日夜、池田市観光・ふれあい課長の男(58)=池田市栄本町=を窃盗容疑で逮捕しました。
「つい手が伸びた」と容疑を認めているということです。

容疑は、今月2日午後8時半ごろ、同市菅原町のパチンコ店で、自営業の男性(30)がパチンコ台の前に置いていた財布(現金約12万円在中)を盗んだ、としています。
その時の様子が店内の防犯カメラに写っていました。
店員が9日夜、来店した男に気付き、池田署に通報しました。

市は「規定に基づいて厳しく処分いたします」とコメントを発表しました。
<毎日新聞3月10日(木)12時36分配信より>

パチンコ店で他人が置いていた財布を盗み、その様子が防犯カメラに映っていたため、結果として逮捕されてしまった男のニュースです。
パチンコや競馬などの賭け事の最中は、興奮してそのことに夢中になっていますから、財布のことなど二の次になってしまうのでしょう。
盗まれてもすぐには気付かない可能性が高いと考えたからでしょうか。
それとも、つい手が伸びたと供述しているように、場当たり的な犯行ということでしょうか。
パチンコ店でも防犯カメラがついているところが増えています。
プロの泥棒なら防犯カメラがついているかどうかは事前に調べているはずですから、つい魔が差してしまったと考えるべきかもしれません。

泥棒が犯行を行う際に考えるのはリスクを犯す価値があるかどうかです。
パチンコ店で防犯カメラがついている中で、他人の財布を盗む犯罪、これはリスクの割に得られる対価が低いと考える泥棒がいると思います。
しかし、パチンコ店の景品交換所となると話は違ってきます。
同じように防犯カメラがついていても、今度は得られる金品が数百万円以上ということも考えられますから、リスクを犯す価値があると考える泥棒が多いのでしょう。

これは宝石・貴金属店にも同じことが言えます。
自動車ごと壁や扉に突っ込み、一気に商品を盗む、荒々しい手口がありますが、防犯システムや防犯カメラの有無などお構いなしです。
リスクはありますが、成功すれば充分な対価が手に入ると踏んでいるのでしょう。
ある防犯対策が全ての業種・業態に共通して効果を発揮するとは言えません。
他では充分でも、こちらでは不充分というケースもあるでしょう。
それぞれのお客様に応じた防犯対策を考えて導入しなければ本当に効果を発揮する対策とは言えません。
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