防犯ブログ

  • 自動車盗難
2007年11月01日 ベンツ「ごっつん盗」急増 軽く追突→運転者が降りたすき狙う

 ■堺など大阪府内で今年16件

 ベンツなど高級乗用車に軽く追突し、運転者が車外に出たすきに待ち伏せしていた仲間が
車ごと盗んで走り去る「ごっつん盗」と呼ばれる自動車盗が、今年に入って大阪府内で急増しています。

30日夜も貝塚市内で約900万円相当のベンツが被害に遭うなど、これまでに16件発生しており、
ハイテク防犯機器を装備している安心感の裏をかく犯行。
被害は総額で約1億3000万円に上るとみられ、府警は注意を呼びかけています。

 調べでは、30日午後8時50分ごろ、貝塚市二色の市道で男性医師(55)がベンツを運転中、乗用車が追突。
男性が車を降り、乗用車に近づいたところ、待ち伏せていたとみられる別の男がベンツに乗り込んで逃走、
乗用車も走り去った。一瞬の犯行で、男性は2人の特徴や車のナンバーを控える間もなかったといいます。

 府警によると、ごっつん盗は3年前から出始めた手口で、平成16年には約20件発生。
その後やや下火になり、昨年は5件だったが、今年に入って再び急増しています。

 これまでに、堺市で9件起きたほか、大阪市や和泉市、寝屋川市、東大阪市などで計16件発生。
被害はベンツ13台、ポルシェ、BMW、セルシオ各1台で総額は約1億3000万円に上るといいます。

 背景には近年、高級車を中心に鍵と車の電子情報を照合し、一致しなければエンジンがかからない「イモビライザー」の装着が進み、駐車中の車の盗み出しが難しくなったことがあるといいます。

 府警捜査3課は5月、ベンツの所有者に注意喚起と対策を伝えるビラ7000枚を作製、
販売店を通じ配布する作戦に出たが被害が続いています。

 最近、防犯 対策で指紋照合機能が付いたものなどが開発されていますが、
エンジンをかけた状態の時に盗難にあった場合の防犯 対策は困難な事ですが、
どんな時でもキーを抜く癖付けるだけでも、今回の犯行手口に対する防犯 対策になるのではないでしょうか。
 日頃から危機意識を持つ事が重要です。

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