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2015年06月23日 アルミ価格高騰! 金属窃盗に注意

22日午前7時50分頃、福岡県糸島市二丈深江の同市立深江小学校で、校長から「校舎の網戸が盗まれている」と110番がありました。

県警糸島署員が駆けつけたところ、体育館や校舎の窓に取り付けられていた網戸計27枚(9万5000円相当)がアルミサッシの枠ごと盗まれていました。
近隣の小中学校でも網戸計32枚が盗まれており、同署はいずれも窃盗事件として捜査しています。

同署によると、深江小の教頭が22日朝に出勤した後、保健室や用具室などの網戸がないことに気づきました。
校舎は20日午後2時頃から22日午前7時頃まで無人だったといい、その間に盗まれたとみられます。

16、17日には、同小から約6キロ離れた同市立福吉小、福吉中学校でも、網戸計32枚が盗まれる被害が発生。
同署は何者かが換金目的で盗んだ疑いがあるとみて、関連を調べています。


日本アルミニウム協会(東京)によると、アルミ価格は2012年が1キロあたり平均195円だったのに対し今月の平均価格は295円と上昇。
各地で、アルミ製の門扉やタイヤのホイールなどの盗難事件が相次いでいるという。

<読売新聞 6月22日(月)14時40分配信より>

金属窃盗は、窃盗対象としてすっかり定着した感があります。

2008年の北京オリンピック前には、中国での金属需要が高まり、盗まれた金属が密輸されていると言われていました。
2020年の東京オリンピックはどうでしょうか?

中国ほど、日本国内への持ち込みは簡単ではないように思いますが、犯罪者は色々と考え、常に工夫しています。
きっとうまい方法を思いつき、不正に売買された金属が流入するでしょう。

もちろん日本国内で盗まれ、それが日本国内に流れるというケースもあるでしょう。
これからオリンピックに向けて金属窃盗が増える危険性が高いと思われます。

アルミの価格が2012年から比べて約1.5倍(1キロあたり195円 ⇒ 295円)に高騰していることは知りませんでした。
需要が高まる、価値が高い、利益が上がる、こういう情報を犯罪者は見逃しません。
今後も金属窃盗には要注意です。

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