防犯ブログ

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2012年02月03日 スリの女 追いかけてこない高齢女性狙う

買い物中の高齢女性を狙い、多額の現金が入った手提げかばんをすったとして、窃盗容疑で東京都内の主婦が警視庁に逮捕されていたことが2日、捜査関係者への取材で分かりました。
大井署などの調べに、容疑を認め「パチンコなどの遊興費が欲しかった。他にも20件ぐらいやった」と供述しており、裏付けを進めます。

逮捕されたのは、品川区東大井の主婦(47)。
逮捕容疑は、昨年11月29日午前、同区内のスーパーで、70代の会社役員の女性が買い物カートにかけていた、現金約26万円などが入った手提げかばんを盗んだとしています。

捜査関係者によると、容疑者は昨年9月ごろから、同区内のスーパーなどで、同じ手口の犯行を重ねたとみられ、「盗まれても追いかけてこない高齢の女性を狙った」と供述。
被害者が品物を見るために脇を向いたすきに、バッグなどを盗み去っていたという。

防犯カメラの画像などから、容疑者の関与が浮上。
警視庁は容疑の裏付けを進め、2日に逮捕しました。
<産経新聞2月3日(金)13時16分配信より>

今回は犯罪を事前に防ぐことはできませんでしたが、防犯カメラの映像から犯人逮捕につながりました。
もっと慎重に犯行を行う犯罪者であれば、防犯カメラがついているところは敬遠します。
犯罪者のタイプ、手口にもよりますが、多くの場合、防犯カメラが犯罪を未然に防ぐ、犯行を思い留まらせる効果があります。
また、事件発覚後、記録している映像を基に、犯人逮捕もしくは犯人につながる何らかの有力な手掛かりを得ることに効果があります。

今回の犯人は、パチンコ代欲しさに犯行を行った、どちらかと言うと素人の犯罪者と言えます。
事前に犯行現場を下見するような泥棒、複数で役割分担して自分たちが捕まることを避けようとする犯罪者に対しては、より効果を発揮します。

防犯カメラを設置するのは効果がありますが、より効果を発揮させるために、取り付け位置や映すエリア、角度なども工夫が必要です。
犯罪者に簡単に死角がどこかをつかまれてしまうような場合は、狙われそうな肝心の箇所の映像が映っていなければ、せっかくの防犯カメラが充分に働きません。
この辺りも充分に考慮し、最大限の効果を発揮するように設計するのが防犯のプロである防犯設備士・総合防犯設備士です。

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