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2011年12月12日 太り過ぎで逃げられなかった泥棒逮捕

3日、深セン市の工場に泥棒が忍び込みました。

男は2カ月前までこの工場で働いていただけに、どうやれば忍び込めるかよくわかっていました。
酒を飲んだ勢いで、クビになった恨みが爆発。
在庫品を盗んでやろうと忍び込んだのでした。

夜まで社内に潜伏し、いざ盗もうと倉庫に行ってみるとカギがかかっていました。
あきらめて帰ろうとしましたが、当然、会社から出ることもできません。
朝、従業員が出勤してくれば逮捕されることは間違いありません。
そこで映画の怪盗よろしく、エレベーター上部に潜伏しようと男は決意しました。

ところが、エレベーター天井の整備口を通る時、再びアクシデントが起きました。
太りすぎがたたっておなかがつっかえてしまいました。しっかりと食い込み、進むことも戻ることもできません。
泥棒は携帯電話で彼女に助けを求めました。朝一番でやってきた彼女はひっぱたり押したりと一生懸命でしたが、どうすることもできませんでした。

結局、このバカ騒ぎが警備員に見つかり、あえなく御用となりました。
<Record China 12月7日(水)12時13分配信より>

海外の泥棒小話です。
2ヶ月前に勤めていた工場に、クビになった恨みが爆発して侵入。
在庫品を盗もうと夜まで社内に潜伏し、いざ盗もうとしたら倉庫にカギが掛かっていた為、あきらめて帰ろうとしたら、会社から出ることができず、あげくの果てにエレベーター上部の整備口におなかがつっかえて逃げられなくなりました。
彼女に助けを求め、ひっぱり出してもらおうとしていたところ、警備員に見つかり逮捕という事件でした。

結局、在庫品が盗まれることもなく、何かが壊される被害もなかったようですから、まさに被害なしの面白泥棒小話で終わりました。
このような間抜け泥棒ばかりだったら、被害者も少なくなり良いのですが、そうばかりではありません。

倉庫のカギが掛かっていてもそれを破壊して侵入しようとするでしょうし、その後、工場から逃走することもあらかじめ計画しているでしょう。
1人ではなく、複数犯で計画的に役割分担して犯行を行うことも考えられます。
よりプロフェッショナルな泥棒が増えています。

泥棒髭をたくわえ、風呂敷を背負って逃げ出す泥棒というのは、昔のイメージ、まさに泥棒小話に出てくるような泥棒です。
最近の泥棒は、盗難車で店舗に突っ込んで侵入し、シャッター・扉などを破壊し、店内を荒らし、欲しい物を盗んでそのまま逃げるというような手口も珍しくありません。
泥棒小話という柔らかい表現では済まされない事件が多く発生しています。
そのような手口を完全に防ぐことは不可能です。
ただ、何もせず手をこまねいているだけでは、泥棒の天下となってしまいます。
できる対策を行い、少しでも犯行を成功する確率を下げるように抵抗することが必要です。

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