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2008年09月05日 「カメレオン」ひったくり犯“御用”

今年の五月、東大阪市足代北2丁目の路上でひったくり犯の「カメレオン男」が出現。
現金約8千円が入ったバッグを奪って逃走しました。
ひったくりの際、Tシャツ数枚を重ね着し、1枚ずつ脱ぎ捨てて逃走。
数年間同様の手口で逃走していた模様です。
警察の調べでは、4年ほど前から65件ほどやったと「カメレオン男」は供述しているといいます。
茨木市にある自宅には、ブランド品のバッグが20数点あり、全て押収されました。
大阪府警は、追跡を惑わすための手口と判断し、「カメレオン」と呼び行方を追っていたとのことです。

毎日のように発生している「ひったくり」犯。
「カメレオン男」のような手口は珍しいと思います。
他のひったくり犯も「カメレオン男」のように
追跡を惑わすための手口をいろいろと考えているのではないでしょうか。
というのも最近のひったくり犯の検挙率は
平成18年度でいえばわずか37.6%。
近年で本も悪い年は平成13年の25.4%です。
ほとんど検挙出来ていない状況でした。

しかし、昨年度の平成19年度は47.8%まで改善しており、
ひったくり犯の検挙率向上が伺えます。
それは「カメレオン男」でも逃さない警察官の努力ではないでしょうか。

だだし、改善されたからといって安心はできません。
検挙率は50%を下回っています。
ひったくり犯を逃さないため、警察官にもさらに努力していただきたいと同時に、
ひったくり犯の被害に遭わないよう私たちの努力も怠ってはいけません。
自分の安全は、まず自分から。

<参考:セキュリティハウス泥棒大百科より 【ひったくり対策】>

【ひったくり狙われやすい状況】
・かばんを車路側に持って歩く状況。
・歩きながら携帯電話でメールや通話をして、周囲を警戒していない状況。
・自転車のカゴにバックを入れ、ひったくり防止ネットなどを使用せずに走行している状況。
・コンビニエンスストアのATMから現金を引き出して、周囲を警戒していないで店を出る状況。など

【ひったくりの防犯対策】
・歩行の場合、かばんやバッグは車路側で持たない。
(常にかばんの持ち方を意識する。)
・歩きながらの携帯電話は、十分注意する。
(できれば、通話やメールは行わない方がよい。)
・自転車のカゴには、ひったくり防止ネット・カバーを取り付ける。
・後方からのバイクや自転車が近づいてきたら警戒する。
(特に18時から24時までの間は要注意。)
・ATMで現金を引き出した後は、常に警戒する。(時々振り返るなど警戒が必要。)
・夜間の帰宅は、遠回りでも明るくて人通りのある道を通る。
・昼間でも、後ろから突然バイクが近づいてくることもあるので警戒すること。
・万が一、ひったくりにあった場合は、直ぐに110番通報すること。
・犯人の特徴をできる限り覚えておき、詳しく伝えることが大切です。

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