防犯ブログ

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2011年06月28日 伊賀の別荘 室外機盗難多発

◇人け少なく
エアコンや給湯器の室外機の窃盗被害が伊賀署管内で相次いでいます。
伊賀市槙山の別荘地を中心に1~5月、計20件届けられました。
空き家や年数回しか利用されない家屋が多く、「人けのなさ」が狙われたようです。
伊賀署が金属の換金目的の犯行とみて捜査しています。

槙山は市北部の丘陵地で、別荘地として宅地開発されたエリアがあります。
約90軒の家屋が建っていますが、日常的に使われているのは16軒にすぎません。
自治会長(75)によると、1~5月にかけ、ホースを切断する荒っぽい手口で、室外機を持ち去られる被害が続きました。
所有者が亡くなった空き家も多く、被害届が出ないケースもあるという。

買い直した室外機がまた盗まれたこともあったようです。
自治会は3月、警戒強化を申し合わせましたが、被害は続いているという。

数年前には側溝のふたが盗まれました。
自治会長は「治安の良い地区と思っていたので、驚いている。年に数回しか来ない人もいる。顔見知りが少ないため不審者を見分けづらい。各自で警戒を強めるしかない」と困惑しているようです。
<毎日新聞6月24日(金)12時2分配信より>

倉庫や別荘など長期間人が無人の場所というのは、泥棒にとって狙い目です。
人が居る時の方が少ないわけですから、居なくなる時間帯・タイミングを狙えばあとは無人ですから、好きなだけ犯行を行うことができる訳です。

長期間無人になるわけですから無施錠ということはないでしょう。
鍵を施錠し、南京錠など頑丈なものをつけているところも多いでしょう。
しかし、その一つの鍵さえ破る、突破して建物内に侵入してしまえば、あとは何も妨げるものはありません。
鍵の突破だけならプロの泥棒からすればチョロイもんでしょう。

鍵以外の防犯対策が必要でしょう。
別荘だから盗られるような高価なものは置いていない、という人もいるでしょうが、今回被害に遭った給湯器やエアコンの室外機の盗難はどうでしょう?
被害金額にすれば、金属の価値だけを考えたら、数千円からせいぜい高くても2、3万円でしょう。
しかし、それがなくなると、お湯が出ない、エアコンが使えない、となると実害は相当なものです。
業者に新しいものの設置を頼むと、数千円ではとても済まないでしょう。

被害金額と実害との差が生じる侵入窃盗被害というのはけっこう存在しています。
何も盗られて困るようなものはなくとも、なくなって困るものは山ほどあるということです。
防犯システムや防犯カメラの設置となると、非常に大層で、そこまでしなくてもよいのでは?と考える人も多いでしょうが、現実的には物が盗まれたり、壊される事件が毎日、全国どこかで何件も発生しています。
その被害者となるのは、明日は自分や家族、友人の身に起こる可能性もあるのです。
それを未然に防ぐことを目的として防犯対策を行うのです。
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