防犯ブログ

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2008年07月02日 盗品の招き猫にいつも祈願 ホームレスを装う泥棒

深夜、ホームレスの格好で事前に下見をし、窃盗を繰り返していた元ギタリストの男が逮捕されました。
盗んだ招き猫に、いつも「捕まりませんように」と祈願していたようです。

ホームレスの格好なら、ゴミをあさったり、何か物を探す振りをしていても不審には思いません。
むしろ、関わりたくないと考える人は目を背け、人に見られるリスクが低くなるというメリットがあるかもしれません。

<6月28日19時26分配信 毎日新聞より一部抜粋>

『ホームレスの男は実は優雅なドロボウだった−−。
福岡県警博多署は27日、福岡市内で出店荒らしを繰り返したとして住所不定、無職の男(54)を窃盗容疑で追送検し捜査を終結した。計76件(被害総額約1300万円相当)の窃盗を認めている。
ホームレスの格好で深夜に下調べし、高級食材やシャンパン、CDなどを盗んでは自宅で楽しんでいたという。

調べでは、橋本容疑者は昨年5月28日午前4時半ごろ、福岡市中央区今泉の飲食店に特殊工具でドアを開けて侵入し、現金4万円とシャンパン1本を盗むなどした疑い。

男は15年前まではギタリストとしてラジオ番組などにも出演。借金を抱え06年5月ごろから窃盗を始めたという。
70年代の窃盗犯を主役にした映画に影響され、手製の特殊工具で60秒以内に侵入するこだわりを持っていた。
盗品の招き猫に、いつも「捕まりませんように」と祈願していた。「でも、逮捕されてしまった」と反省しているという。』

泥棒は事前の下見を必ず行うと言われています。
そこで侵入のターゲットを探しているわけですが、ターゲットにならないようにするには、防犯対策がとられているかというのが大きなポイントになります。

防犯対策がとられている家に侵入しようと考える泥棒は少ないでしょう。
防犯意識が低く、泥棒に入られることはないだろうと安心している家 → 隙の多い家 → 侵入しやすい家として泥棒のターゲットになってしまうのです。
ターゲットにならないような事前の防犯対策が必要です。

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