防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2007年05月10日 普通にカギを開けて侵入した泥棒

いろいろな店舗で発生しているスタッフの内部犯行。

店内のものを勝手に家に持って帰る者や、レジ内の売上金を奪う者など様々です。
内部犯行も立派な犯罪です。
店長としては、信頼しているスタッフを犯罪者扱いしたくないと思うのは当然。
しかし、実際はそんな店長の気持ちなどつゆ知らず。内部犯行は起こってしまうのです。

元ピザ屋店長のI絵さん。
またまた彼女は怒っておりました。

ほとんどのサービス業は正社員が1〜2名で、あとはアルバイトで占めています。
店長が休みを取る為には、信用するアルバイトチーフに店長代理として店を任せて営業しているのが現状です。
今回のお話の主人公、鍵 作子(かぎ せいこ・仮名)さん。彼女も長年アルバイトチーフとして店長の補佐を頑張ってくれていましたが、就職のためアルバイトを辞めることになりました。
長年頑張ってくれたアルバイトチーフが辞めるとあって、盛大に送別会などをして彼女を送り出し、I絵さんは新しいアルバイトチーフの教育などに精を出している頃、お店に泥棒が入りました。

被害に遭ったのは、新人アルバイト手渡し分の給料が全てと、社員の交通費などの現金精算分でした。
警察に来て貰い、侵入経路などを調べて貰うと、刑事さんから
「これは内部犯行かと思われます」との信じられない一言・・・。
ビックリしたI絵さんは、刑事さんに理由を聞きました。
「泥棒は裏口から侵入していますが、カギをこじ開けた形跡がありませんので普通にカギを開けて侵入し、お金を取った後は普通にカギを閉めて帰っています

I絵さんは店内で犯人を捜しました。
たまたま店舗のカギを交換した所だったので、思い当たる人物はただ1人・・・最近辞めた鍵 作子さん。アルバイトチーフだった彼女はお店のカギを持っており、辞める前に泥棒目的で店の合カギを作成しておりました。
I絵さんは作子さんに犯行の理由を聞きました。彼女は一言、
「彼氏の指示だった・・・」と・・・。

ホストユニットで開閉履歴を取ったり、カードスイッチを導入していれば、簡単に合カギを作れません。

苦労人・I絵さんの苦悩はまだまだ続きます・・・

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