防犯ブログ

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2012年09月04日 静岡県警 ドロボーのひとり言 ホームページで公開

県警生活安全企画課は3日、今年6月に窃盗容疑で逮捕された40代の男性の供述に基づき、窃盗犯がよく狙う家などを示したウェブサイト「ドロボーのひとり言 忍込み編~PART2~」=写真=の公開を県警ホームページで始めました。

「ドロボーのひとり言」では今まで振り込め詐欺編やひったくり編などで犯罪手口や狙った被害者の特徴などを紹介してきました。
「忍込み編」の作成は2度目で、今回は、「まず(財布が入っていることが多い)女性のバッグ、男性のズボンを探した」「警備会社のシールが貼ってある家はいや」などと防犯対策に役立つ窃盗犯側の見方が示されています。

県警のサイト「犯罪被害に遭わないために」(http://www.police.pref.shizuoka.jp/bouhan/bouhan.htm)に「ドロボーのひとり言」へのリンクがあります。

県警刑事企画課によると、今年1~6月の忍び込み盗認知件数は271件で、前年同時期に比べ57件増えました。
今年は特に富士市や富士宮市で被害が多いといい、県警は無施錠をやめるなどの対策を呼びかけています。
<毎日新聞 9月4日(火)10時47分配信より>

静岡県警がホームページ上で、実際に逮捕されたドロボーのひとり言として、泥棒の心理状態、犯行に至った経緯や理由などが公開されています。
従来から言われている内容が多いですが、イラストが多く、とても分かりやすくて面白い内容で紹介されています。

実際に捕まった犯罪者の証言を基に作成されているようですから、とても説得力がありますし、今後の参考にもなる内容です。
防犯対策、再発防止策をとる場合、対策を行う側の主張や考え方なども重視するのはもちろんですが、やはり実際に犯行を行う犯罪者側の意見(直接聞くことは難しいので、その心理状態や考えを読み取る)が絶対です。
こちらはそう考えていても、あちらはそうではないとなると、効果が発揮できません。
お互いに合致することが必要です。
そうでないと本当に役に立つ、効果を発揮することが難しくなります。

自分本位、自分勝手な思い込みによる防犯対策では意味がありません。
相手(犯罪者)が何を考え、何を嫌がるか、その辺りを考えた上での対策こそ効果があります。
泥棒の心理状態を読み取るということの大切さ、重要さを示しています。

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