防犯ブログ

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2020年02月14日 小銭が落ちていると気を引いて現金奪う手口

福岡市で高齢女性に「小銭が落ちている」と声をかけ、気を引いている隙に現金およそ260万円を盗んだ疑いで、ルーマニア人の男女が逮捕されました。

【記者】
「逮捕された2人はおよそ1600円分の小銭をばらまいて、現金を下ろしたばかりの女性の気を引いたとみられています」

窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれもルーマニア国籍で住居、職業不詳の容疑者(36)と容疑者(29)です。

警察によりますと2人は2月5日、福岡市博多区の銀行の駐車場で78歳の女性に「小銭が落ちている」と声をかけ、女性が気を取られている隙に手提げバッグから現金およそ260万円が入った封筒を盗んだ疑いが持たれています。

周辺の防犯カメラなどから2人の関与が浮上し逮捕に至りました。

2人は短期滞在ビザで来日していて、調べに対し容疑者(36)は言葉が通じず、容疑者(29)は容疑を否認しているということです。
<2/12(水) 12:10配信TNCテレビ西日本より>


以前から気になっていた銀行の駐車場で現金が奪われる事件です。

1600円分の小銭をばらまいて、気を引いたすきに手提げバッグを奪うというものです。

銀行内は防犯カメラが完備されていますが、駐車場はそうではありません。
現金を引き出して帰る人が狙われる可能性が高いです。


また、女性、そして高齢者を狙い、小銭をばらまいて気を引くと、様々な要素を織り交ぜての複合的な手口のように思います。
しかも短期滞在ビザで来日し、犯行を終えたら帰国するということですから、もしその場で捕まらなければ逃げ切れる可能性も高いという、非常に巧みな犯行です。

予算の問題もありますが、重要な箇所のみ防犯カメラを設置するのではなく、防犯カメラで監視しているルートのようなものをつくり、そこを通れば常に守られているような運用を行うことができれば利用者は安心です。
防犯カメラを点ではなく線で設置するような環境が理想的です。

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