防犯ブログ

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2010年09月03日 自動販売機荒らし 合鍵で壊さず現金だけ盗む手口

山梨、神奈川、埼玉の3県で約400台の自動販売機を荒らしたとして、山梨、埼玉両県警の合同捜査班は、東京都青梅市河辺町、無職、松本嘉明被告(50)=窃盗罪で公判中=を、さいたま地検川越支部に同容疑で追送検したと1日発表しました。

捜査班によると、昨年5月〜今年5月、3県で清涼飲料の自販機が壊されずに現金だけ盗まれる事件が多発。
今年5月17日未明、埼玉県川越市の自販機を合鍵で開けて現金を盗んだ松本被告を、埼玉県警の捜査員が窃盗容疑で現行犯逮捕しました。
その後の捜査で計403カ所、約431万円の被害が確認されました。

捜査班によると、松本被告は飲料メーカーで飲料を自販機に納めるアルバイトの経験がありました。
鍵屋を営んでいた時期もあり、廃棄された自販機を利用して合鍵を作ったようです。
逮捕時は「捕まらないと思っていたが、運が尽きたな」と供述したということです。
<毎日新聞9月2日(木)15時24分配信より>

自動販売機を守るための防犯対策は難しいものがあります。
屋外に設置され、不特定多数の人が自由に利用できる自動販売機ですから、盗まれる、壊される危険性が大いにあります。

常に人が通り、周囲の見通しが良い場所であれば、犯行は行いにくいということになりますが、そういう場所ばかりではありません。
深夜無人になり、誰も気付かれないような場所となると犯罪者には絶好のターゲットとなります。

防犯カメラを内蔵した自動販売機が設置されたこともありますが、その防犯カメラが壊されたり、監視社会などという落書きがされたというニュースもありました。
防犯カメラは場合によっては非常に効果的な防犯対策ですが、防犯カメラ自体はむき出しでそれ自体は無防備な状態が多いです。
カメラの取付場所や方法の工夫、または、防犯カメラを壊そうと近づいたら反応するセンサーをつけるなど防犯対策の組み合わせが効果的です。

○○をしているから安心、という油断ことが禁物です。
犯罪の手口は常に進歩しています。
防犯対策もそれに負けじと工夫しなければ通用しなくなります。

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