防犯ブログ

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2013年10月31日 神奈川 自動車解体施設「ヤード」の捜索、車両窃盗団摘発

大規模な車両窃盗団。その摘発の瞬間です。

18日朝、神奈川県警などは、ヤードと呼ばれる自動車の解体施設を捜索しました。パキスタン人の男(38)らは、7月中旬に300万円相当のトラックを盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、男らはトラックなどを捜索した施設で解体し、ドバイや東南アジアに輸出していて、余罪は少なくとも1億円以上あるとみられています。

男は、「車を買い取っただけ」と容疑を否認しています。
<テレビ朝日系(ANN) 10月18日(金)17時37分配信より>

自動車などの車両が同じ地域で、一晩に何台も盗まれることがあります。

単独犯の場合、車両を盗むことに成功しても、その盗んだ車両の保管場所・隠し場所に苦労するのは目に見えています。

大掛かりな自動車の解体施設、保管施設となれば話は別です。
よくわからない車両が大量に運び込まれても、それは買い取っただけだ、譲ってもらったなどと言い訳ができますし、明らかに容疑者として疑われない限り、警察も調べることはないでしょう。

今回どのような経緯があったかは分かりませんが、ヤードと呼ばれる自動車の解体施設が捜索されました。
おそらく盗難車両の一部が見つかり、窃盗団として摘発されることが期待されます。

多くの解体施設が真面目に、解体業を生業としていると思いますが、中には、それを隠れ蓑として犯罪に悪用する輩がいるのも事実です。
そのような施設と警察との協力体制を構築するなど、犯罪者に対する取り組みが求められます。

大掛かりな車両窃盗団にターゲットに選ばれしまったら、おそらく個人の防犯対策や工夫だけ被害を防ぎきれないでしょう。
大型車両で車両ごと盗もうとする手口に対しては、盗難防止のアラームやハンドルロックなどの対策は効果がありません。
車両盗難防止用のGPSもありますが、位置を調べる前に、車両が解体され、海外に密輸されてしまっては意味がありません。

個人だけでなく、警察や各自治体が協力して防犯に対する取り組みを強化することで、その地域が犯罪者に狙われにくい、犯罪に強い地域となるでしょう。

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