防犯ブログ

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2010年12月08日 横浜 盗み目的で就職していた経歴偽り男逮捕

履歴書の経歴を偽り、雇われたマージャン店で客の所持品を盗んだとして、伊勢佐木署は7日、窃盗の疑いで、横浜市中区三吉町、無職の男の容疑者(71)を逮捕しました。

逮捕容疑は、今年11月4日、栃木県小山市のマージャン店内で、現金約5万円や高級腕時計(約60万円相当)が入った女性客のショルダーバッグを盗んだ、としています。

同署によると、同容疑者の履歴書は住所や氏名も含め、すべてが虚偽。
職歴欄には「信用金庫勤務」などと社会的信用の高い職務先を記し、店側を信頼させていました。
同容疑者は過去にも同様の手口で、ラーメン店や居酒屋、スーパーに盗み目的で"就職"していたということです。

71歳と高齢ですが、同署幹部は「気品があって紳士に見えるので、店側も履歴書がでたらめとは思わなかったのでは」と推察。

盗品を中区内の質店に入れる際、換金のため"本当の自分"の運転免許証を提出、容疑が判明しました。
同容疑者は「生活費が欲しかった」と容疑を認めているということです。
<カナロコ12月7日(火)22時15分配信より>

盗み目的で就職先を転々としていた泥棒が逮捕されました。
最初から盗みを行うことが目的で就職し、その目的を果たすと別の就職先に移るという手口だったのでしょうか。
この就職難の時代によく就職先が見つかったものです。
気品があるように見える外見と、うその経歴を巧みに利用し、相手を信用させていたのでしょう。

就職するからには、事前にその就職先をしっかり調べているはずです。
その上で、この店は犯行が行いやすいと判断したのでしょう。
その判断基準は、店内には防犯カメラがついていない、商品やお金の保管・管理がずさん、防犯意識が低いなど色々挙げられるでしょう。
犯罪者は弱点を見つけることに長けています。
もろいところ、弱いところをすかさず攻撃してきます。

そのような弱点を放置したままにしておくと、ある泥棒のターゲットにならなくても、別の泥棒に狙われる。
その泥棒の犯行は失敗に終わっても、また別の泥棒に狙われるという繰り返しになる可能性があります。
なぜあそこの店は何度も泥棒に入られるのだろう?ということがあるかもしれませんが、狙われるには狙われる原因・要因が必ずあるはずです。
入られる方が悪い、ということではなく、入られるにはそれなりの原因があるということです。
その原因を無くさないことには改善されないでしょう。
その原因を無くす方法の一つが事前の防犯対策の実施です。
泥棒が狙いを定めるまで

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