防犯ブログ

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2009年01月06日 タクシーの防犯対策

タクシー強盗が年末から年始にかけて相次いでいます。
●29日午前5時35分ごろ、兵庫県稲美(いなみ)町六分一(ろくぶいち)の天満大池公園駐車場に止まっていたタクシーの横で、「加古川タクシー」(兵庫県加古川市)運転手、永田三郎さん(54)が殺害され売上金が奪われた。
●大阪府東大阪市で先月29日夜、タクシー運転手の後藤利晴さん(67)が殺害され売上金などが奪われた。
●5日午前1時20分頃、千葉県松戸市上矢切の市道で、客を装ってタクシーに乗車していた男が、運転中の男性運転手(66)に後部座席から包丁のようなものを突きつけ、「刺されたくなかったら降りろ」と脅し、運転手がタクシーから降りると、男は運転席に回って発進させ、逃走した。車内には売上金約4万4000円があった。
●6日午前3時20分ごろ、大阪府高槻市奈佐原の路上で、「首を切られた」とタクシー運転手の男性から110番があった。運後ろから突然、乗客の男にナイフで首の右側1カ所を刺され、長さ約2センチの傷を負った。男ともみ合いになったという。売上金は奪われていないとみられ、男は乗車料金約2700円を支払わずに逃走した。

和歌山では2件「運賃が高い」「道を間違えた」ということで運転手が暴行にあっています。
相次ぐ強盗に、タクシー業界では悲鳴をあげています。
大阪の2件は同じ場所から犯人が乗車しており、手口も似ていることから同一犯ではないかと見られています。
いずれにしても、常に売上金がタクシー内にはあり、密室で、運転手は背中を見せて無防備。夜間だと人目にもつかないと強盗犯から見ると「強盗しやすい環境」がタクシー内には整っていると言わざるを得ません。

以前タクシーに乗ったときに運転手と防犯対策について話したことがありますが、非常用押しボタンを押すとタクシー会社に連絡がいくと同時にタクシーそのものに緊急発生のランプかなにかが付き、どの会社のタクシーでもすぐに気付いて対応するようになっている、といった話をされていました。
現在、防犯カメラの設置や、防犯ガラスでの仕切り板などを検討しているタクシー会社もあるようです。
100年に一度といわれている大不況下では、これから強盗は急増することが予想されますので、「防犯タクシー」というのもいいのではないかと思います。

防犯カメラを設置するのであれば、それに画像伝送装置をプラスして、非常押しボタンを押されたら、自動的に画像を会社に送信するようにすれば、より確実な敏速な対応もできるし、犯人検挙のための証拠にもなると思われます。
運転だけでなく、背後のお客にも気をつけないといけないとは、ホント大変な時代になったと思います。

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