防犯ブログ

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2009年07月17日 コンビニ強盗 前年より65.6%の大幅増。

昨年度の秋以降、景気悪化や派遣切りなどの世相を受けて、強盗が急増しているのを実感していました。
特に、コンビニ強盗は所持金がほとんどO円といった人の強盗・・というニュースを何度も目にしました。
実際に今年上半期の刑法犯集計が警察庁より発表されています。

●金銭目当て、大幅増加=「景気悪化が要因」−上半期刑法犯・警察庁(7月17日時事通信より引用)
全国の警察が今年1〜6月に認知した刑法犯のうち、強盗やひったくりなど金銭目当ての犯罪が昨年同期より大幅に増えたことが16日、警察庁のまとめで分かった。
刑法犯全体が4.6%減の83万8355件と7年連続で減った中で目立っており、同庁は「景気悪化が要因の1つと考えられる」としている。

 認知件数はほとんどの罪種で昨年同期より減少したが、強盗は17.5%増の2399件。
このうち、コンビニ強盗は487件で65.6%増え、路上強盗も12.1%増の752件だった。

 窃盗は全体が3.4%減の63万4669件で、上半期の統計が残る1989年以降で最少となった。
空き巣や車上狙いなどが大幅に減る一方、ひったくり(14.8%増の1万189件)、万引き(6.4%増の7万6076件)、オートバイ盗(11.6%増の4万230件)、自転車盗(4.2%増の17万6694件)など「比較的手がけやすい犯罪」(同庁)が大幅に増えた。 

詐欺は31.0%減の2万3660件で、減少分の7、8割は振り込め詐欺だった。
殺人は561件で13.3%減った。 


コンビニ強盗はお金に困った人が手っ取り早く特殊な技術も道具も必要としない方法として、今後も増えることが予想されます。
コンビニの強盗対策は見直し、もっと強化することが必要です。
コンビニ強盗対策

又、空き巣も減っているとはいえまだまだ高い水準です。空き巣が何故減ったかというと、ホームセキュリティなど設置件数が急増しているからです。つまり、泥棒は防犯対策済みのところより防犯対策のされていないところをまず狙う傾向にあります。警視庁の資料によると、逮捕された泥棒への調査結果として「非常ベルに対する認識」として「非常に気になり避ける(87%)」、「やや気になり避ける(11%)」、「外して侵入(2%)」という認識が発表されています。
つまり、その場での音による威嚇撃退装置のある先を98%の泥棒が避けるということなのです。

したがって、防犯対策、ホームセキュリティの設置されていないところにとっては、泥棒に狙われる確率は上がっていると考えるべきです。
「空き巣被害が減少しているから安心」と考えるのは絶対にやめていただきたいと思います。

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