防犯ブログ

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2010年02月08日 ビア樽1万5000個盗難 3年間で1500万円稼ぐ

東京・足立区の酒店の倉庫から生ビールを入れる「ビアだる」を盗んだとして、男が警視庁に逮捕されました。
男はこれまでにビアだる1万5000個を盗んだとみられています。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、川崎市の無職・落合克己容疑者(51)。
警視庁によると、落合容疑者は先月、足立区にある酒店の倉庫に忍び込み、保管されていたカラのビアだる32個を盗んだ疑いが持たれています。
警視庁の調べに、落合容疑者は「盗んだビアだるは産廃業者に売っていた」「一個約1000円で売却し、生活費や借金返済に充てていた」などと容疑を認めています。

警視庁は、落合容疑者が3年前からビアだる1万5000個(計1500万円相当)を盗んでいたとみて追及しています。
<2月8日15時9分配信 日本テレビより>

酒店の倉庫からビールのビア樽を盗んで産廃業者に売却していた男が逮捕されました。
3年間で1万5000個(約1500万円相当)も盗んでいたということですが、それだけ盗んでいたにも関わらずそれほど騒ぎになっていなかったのは盗まれたのがビア樽だからでしょうか。
盗まれてもまあいいかぐらいで盗難届を出していなかった被害者もいるのかもしれません。

買い取っていた産廃業者は不自然に思わなかったのでしょうか?
1500万円相当のビア樽を売りに来るのですから明らかに盗品だと分かると思うのですが・・・。
知っていて買い取っていた可能性もあるでしょう。
こういう業者と厳しく取り締まることも必要です。
簡単に売りさばくことができれば、より盗みやすくなり、また狙われやすくもなります。

ビア樽のような一見価値が分かりにくい物が盗まれると犯行が発覚しにくく、泥棒にとっては格好のターゲットになるような物を置いているところは危険です。
また、被害者側もきちんとそれらを管理し、仮に盗まれた場合はきちんと警察に届け出る必要があります。

盗まれたことにも気がつかないずさんな管理、というのは泥棒にとってはこれほどのカモはありません。
こういうところは一度だけでなく何度も盗難被害に遭う可能性があるでしょう。
また別の泥棒もターゲットとして狙うからです。
狙われるには狙われるだけの理由(弱点)があるのです。
それらを放置したままだと常に泥棒に狙われる可能性があるということです。
その弱点をなくすことが防犯対策の始まりです。

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