防犯ブログ

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2007年08月18日 自転車盗難75%は施錠 二重ロックは敬遠?

自転車盗難のうち、75%は施錠しているにもかかわらず盗まれていることが、福岡県警の調査で分かりました。
特に狙われているのは後輪部分に取り付ける「馬てい形」の鍵だけで施錠したケースです。
チェーン式などと組み合わせて鍵を掛けて被害に遭ったのは約8%にとどまっており、
県警は「防犯に効果的な二重ロックを心掛けて」と訴えています。

調査は、福岡県内で自転車盗が多い福岡市や北九州市内を対象に7月に実施されました。
期間中、盗難届が出されたのは152台で、うち114台(75%)は持ち主が施錠していたようです。

最も被害が集中したのは「馬てい形」の鍵で、施錠していて盗まれた114台のうち92台(81%)でした。
中でも、薄型の鍵を差し込んで解錠するタイプが狙われやすく、被害は84台に上っています。
県警は「4けたの暗証番号をボタンで合わせるタイプの鍵などに比べて壊されやすい」ことが原因とみています。

一方、二重に鍵を掛けていて盗まれたのは9台(7.9%)で、県警は「二重ロックしてある自転車には犯人が手を出しにくいようだ。
チェーン式やワイヤ式の鍵を組み合わせて利用してほしい」と話しています。

今年に入ってからの福岡県内の自転車盗は6月末現在で7756件。
刑法犯が減少傾向であるにもかかわらず、昨年同期比で841件増えています。
「犯罪の意識が薄く、軽い気持ちで持っていくケースが多い」(県警)と思われ、
盗難自転車のうち約3割は放置されているのが発見されています。

県警は「盗まれても手元に戻ってくる可能性があるので、防犯登録を必ずしてほしい」と話しています。

自転車だけでなく、事務所や一般家庭への侵入に対しても、防犯対策として、二重ロックや防犯システム、
監視カメラが設置されているところへあえて侵入しようとする、チャレンジする泥棒は少ないでしょう。
時間を掛けずに侵入できるところ、見つかりにくいところ、捕まりにくいところなどを探して選びます。

このときに泥棒のターゲットにならないための防犯 対策が重要です。

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