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2010年05月13日 佐賀 ガス点検装い現金盗む手口に注意!

佐賀市内でガス点検を装った窃盗事件が相次いでおり、県くらしの安全安心課が注意を呼び掛けています。

同課によると、4月、同市内の一人暮らしの50代女性方を若い男が訪れ、屋外のガス機器の点検を装って点検代70円を受け取った後、数時間後にも屋内の点検を装って再訪し、ホース交換代2700円を受け取ったほか、「印鑑を押してくれ」と言って女性がその場を離れたすきに室内の現金を盗んで逃げたということです。

昨年9、12月にも一人暮らしのお年寄りを狙って、同様の手口で財布などが盗まれる被害が計3件起きています。
同課は「ガス会社がその場で現金のやりとりをすることはない。不審な点があれば警察などへ通報を」と呼び掛けています。
<5月12日15時51分配信 毎日新聞より>

点検を装って訪問し、70円という少額の点検代を徴収することで目くらましを行い、隙をついて侵入し現金を盗むという手口です。
70円という金額が高くもなく、本当に点検代なんだなと思わせる巧みな金額です。
高齢者を狙うというのも典型的な偽装点検業者の手口です。

ガス会社・電力会社・警察・銀行・郵便局などの社員が突然自宅に訪問してきて、何かしらの料金を現金で徴収することはまずないと言われています。
少しでも不審に感じたら、後日支払うから連絡先を教えてほしいなどどその場での支払を断ることがよいでしょう。
泥棒は、また訪問するのは手間だからという理由などで、その場での現金徴収を求めるでしょうが、今は持ち合わせがないなどと断りましょう。

お金をかけて対策するのであれば、防犯カメラを設置し、映像を記録しているぞ!と思わせれば、そこは自然と誰も狙わなくなります。
もし、犯行がうまくいっても後で捕まるのなら意味がない、と泥棒は考えますから。

泥棒が狙うのは、何も防犯対策をしていない無防備な家、高齢者宅など、泥棒から見たら何らかの弱点が存在するところです。
その弱点を一つずつ無くしていくのが防犯対策です。
完璧な防犯対策というものは存在しませんが、一つずつ弱点を無くしていくことで、泥棒にとっては犯行を行いにくい環境というものが出来上がり、それだけで狙われることが少なくなります。
それが防犯対策の効果の一つです。
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