防犯ブログ

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2011年02月22日 自転車盗難が起こらない環境づくり 京都の大学

駐輪場の防犯対策について調査を行った学生たち(京田辺市多々羅・同志社大京田辺キャンパス南側駐輪場)
余語真夫教授のゼミに参加する心理学部2年生の4人グループ。
犯罪の起こりにくい環境づくりをテーマに昨年秋、計2000台を収容する大学の駐輪場2カ所で、施錠状況や見通しの悪さ、学生の防犯意識など調べました。

その結果、被害防止に有効とされる鍵を2個付ける「ツーロック」の実施率はわずか5~10%でした。
駐輪場は照明が少ないため夜間は暗く、盗難されやすい環境であることも分かりました。

学生たちはこれまでに、駐輪場の照明の増設や、施錠に関する注意情報をホームページなどで啓発するよう、大学側に申し入れています。
また、鍵の種類によっては簡単に開けられるものもあり、大学生協に販売しないよう呼び掛けています。

学生グループの得田真之助さん(20)は「自転車盗は軽い気持ちかもしれないが、犯罪の入門として将来の凶悪犯にもつながる恐れがある。学生ももっと関心を持って盗難防止に取り組んでほしい」と話しています。

自転車盗の被害をなくそうと、同志社大の学生グループが、京田辺キャンパス(京田辺市多々羅)の駐輪場で自転車の盗難防止に向けた活動を続けています。
学生の意識調査を行ったり、大学側に防犯設備の向上を呼び掛けるなどし、被害ゼロを目指しています。
<京都新聞2月20日(日)10時9分配信より>

自転車の駐輪場における盗難状況の調査ですが、盗まれやすい環境というのは確かにあります。
照明設備が暗い(ない)、時間帯によって無人になる、警察官による巡回等が行われない、チェーンなどの補助錠をつけている自転車が少ないなど様々です。
私事ですが、普段利用する駐輪場はとても盗難が多いところです。

今までに少なくとも自転車4、5台は盗まれました。
その盗まれた時の状況は、元々付いている鍵1つを施錠していただけでした。
チェーンの補助錠を併用し、ツーロックにしていた時もあったのですが、だんだん面倒になり、その時はしていませんでした。
そんな時に限って盗まれてしまいました。
逆に言うと、補助錠をつけている時は、一度も盗まれたことはありません。
つまり、常に盗難の対象にはなっていますが、補助錠をつけている時は、対象から外れているということでしょう。
鍵を2つ壊すよりも、別の1つしか鍵のない自転車を盗む方が簡単だということでしょう。

これは自転車に限ったことではありません。
住宅や事務所における防犯対策も同じです。
今の時代、ただ鍵を二つにしただけでは、防犯対策をしっかりしているとは言えません。
それだけの対策では犯行対象から外れることは少ないかもしれませんが、防犯システムや防犯カメラを設置したしっかりした防犯対策をしていれば、駐輪場における補助錠のように有効的な防犯対策として犯行対象から外れることが多くなると思います。
それが事前の防犯対策の効果の一つです。
一戸建ての防犯対策

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