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2011年06月27日 スーパーを10往復 米1トンを窃盗

大型スーパーから米約1トンを盗んだとして、県警国際組織犯罪取締本部と高津署などは22日、窃盗の疑いで千葉県松戸市、無職男の容疑者(27)らベトナム国籍の男3人を逮捕しました。
昨年11月ごろから、県内のスーパーで複数犯による商品の大量盗難被害が出ており、県警は手口などから同容疑者らが関与した可能性があるとみて捜査しています。

逮捕容疑は、3人は2月17日午後6時45分ごろ、相模原市内の大型スーパーで米136袋(約1トン、計約36万円相当)を盗んだ、としています。
調べに対し、同容疑者は容疑を一部否認しているという。

県警国際捜査課によると、店内の防犯カメラには3人がレジ前の特売コーナーから大型のカートに米を積み上げ、レジを避けて売り場と駐車場とを10往復している姿が記録されていたという。

同課によると、県内では同様の手口で、同容疑者らが関わったとみられる窃盗事件が昨年11月ごろから十数件起きていました。
粉ミルクや化粧品、ビールなど被害額は約300万円に上るという。
昨年11月、川崎市高津区内のおもちゃ販売店で粉ミルクを万引しようとした男が逃走する際に携帯電話を落とし、同容疑者らが浮上しました。
同課は、今回の窃盗被害が多額であることから、盗品の買い取り業者がいるとみて捜査を進めています。
<カナロコ6月23日(木)6時45分配信より>

営業時間中の盗難犯罪なら万引きということになるのでしょうか?
万引きという響きに対して、あまりにも大胆で大掛かりな手口です。

大型スーパーを10往復して米136袋、約1トンを3人で盗んだという犯行ですが、誰も怪しまなかったのでしょうか?
防犯カメラには3人が売り場と駐車場を10往復する姿が記録されていたということですが、防犯カメラがあるから大丈夫だろうという過信があったのかもしれません。

防犯カメラがついていても、どこをどのようにカメラで捉えているかが不明の場合、せっかくの威嚇効果・抑止効果が発揮されないことがあります。
目立たない箇所についていたり、どこについているのか分からないという設置場所だと意味がありません。
利用客のプライバシー等も考えてのこと、ということもあるでしょうが、より目立つところにつける方がより防犯効果があります。
利用客も何らかのトラブルや犯罪に巻き込まれにくいということで安心する、安全というイメージを抱く人の方が多いのではないでしょうか。

また、防犯カメラという比較的受け身の防犯対策だけでなく、万引き防止機と連動したセキュリティ機器で物を盗み出そうとした者へ警告を発したり、警報音による威嚇を行うなどより能動的な防犯対策を組み合わせるとより効果的です。
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