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2005年11月08日 処遇困難な少年増えた。少年院教官73%が感じる

犯罪白書によると、少年刑法犯検挙人員は,平成13年以降増加が続いており,15年は20万3,684人(前年比0.6%増)でした。人口比(10歳以上20歳未満の少年人口10万人当たりの検挙人員)も,13年以降上昇し,15年は1,552.9人となっています。

法務省が少年非行を特集した犯罪白書を公表しました。
その中で、少年院教官の73%が「最近処遇困難な非行少年が増えた」と回答しています。
・「思いやりや人の痛みへの理解、想像力に欠ける」55%
・「対人関係を円滑に結べない」58%
・「感情をコントロールできない」55%
・「指導力に問題のある保護者が増えた」

今後犯罪を減らすには、青少年への教育の見直しとともに、非行少年の処遇、保護者への自覚を促す働きかけなどが必要となります。
家庭、学校、地域と専門家が一体となって早急に実施していくことが必要です。 

少年凶悪犯が急増。

1)少年刑法犯検挙人員
   15年における少年一般刑法犯検挙人員は,16万5,973人(前年比2.3%増)で,少年比(検挙人員総数に占める少年の比率)は,41.3%でした。少年一般刑法犯検挙人員は3年続けて増加しています が,少年比は成人検挙人員の増加に伴って低下しています。

2)少年凶悪犯検挙人員
   平成15年における殺人の検挙人員は96人,強盗の検挙人員は1,800人であった。強盗は,9年以降,高い水準で推移しています。

3)触法少年
   平成15年における触法少年の一般刑法犯検挙人員は,2万1,539人で,うち凶悪犯によるものは,殺人が3人,強盗が29人でした。

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