防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2013年08月19日 大学生がアルバイト先から商品盗み?、ツイッターに自慢?

アルバイト先の店舗から盗んできたと思われるカップめん「どん兵衛」などをツイッターで自慢し、その写真をネットに晒している男がいる、などと2013年8月13日にネットで大騒ぎになりました。
さらに、バイト先での怠慢勤務や店長の悪口も書き放題だったことがわかり、店の経営者や警察に通報しようとの呼びかけも起こりました。

ただしこの男、ネットにアップした商品を「廃品」「収穫」と述べていて、盗んできたのかどうかはわかりません。
店舗の運営会社に話を聞くと「調査中です」とだけ答えました。

■「バイト先での収穫...宝の山でした」

ネット上で騒動になったのはこんなツイートが見つかったからです。
これらは13年6月から7月にかけてつぶやかれていました。

「バイト先での収穫:ココア、オレンジ、マンゴージュース(1リットル)、コロナビール×2、ジンジャーエール、どん兵衛3つ(関西、東北、北海道限定)。宝の山でした」

そして、この男の自宅部屋のような場所でこの商品を撮影しネットにアップしました。

また、「今日はどん兵衛なんで全商品25品ぐらい持っていったら社員泣くわな。全部は無理!」
などとツイートしていたため、この男は窃盗の常習犯ではないか、と騒ぎになりました。
<J-CASTニュース 8月14日(水)18時37分配信より一部抜粋>

レストランチェーン店のアルバイト店員が大型冷蔵庫に寝そべり、それをツイッターに投稿し話題になり、最終的にはその店が閉鎖したというニュースは記憶に新しいと思います。

コンビニでアイスなどの冷凍ケースの中に入り、アイスなどを下敷きにしてその写真をフェイスブックに掲載した店員の事件もありました。
こちらも、最終的にはフランチャイズ契約を解除されるという事態になりました。

どちらの店員もそこまで影響があるとは考えず、面白半分、話題になればいいという程度の浅はかな考えでの行動でしょう。

冷静に考えれば、食品の上に乗り、それを購入するお客さんから見れば、許されない、考えられない行動です。
それらの店の教育制度や管理体制の問題以前の個人のモラルの低さ、常識の無さが問題です。
親のしつけ、学校の教育の問題なのか、どちらにしても誰も教えなかった、また本人が知ろうともしなかった、感じ取ろうとしなかったことが根本的な問題でしょうか。

一般的に考えて、誰かに見られていなければ、犯罪でなければしてもよい、と考えること、考える人が多いと思います。
この誰かというのは、人の目はもちろんですが、機械の目、つまり防犯カメラの監視も差します。
つまり、防犯カメラが作動している環境下では、うかつなことは出来ないと考える人がほとんどです。
それは、あとでその映像を基に、自分の行動が非難される可能性があるからです。
犯罪の場合は、それが犯行の証拠となります。

よって、防犯カメラが設置されている現場では、犯罪だけでなく、人に非難される可能性のある行動は慎もうとする、これば抑止力(思い留まる)というものです。
社内の従業員や店員を監視する目的で防犯カメラを設置することを躊躇する経営者の方もいらっしゃるかと思います。
ただ、これら一連の事件を見る限り、見られていないければとんでもないことをする人が実際にはいる、相当な数の人がいるということを考えれば、抑止力として防犯カメラを設置することはやむを得ないような気がします。

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